ヴェゼルはホンダから販売されているコンパクトSUVで、3代目フィットをベースに開発されました。2019年にSUV販売台数1位を獲得しています。
SUVの力強さに、お洒落でスタイル重視なクーペデザインを取り入れつつ、そのクーペのデメリットを解消した、ミニバンのような実用性を兼ね備えた車です。
インテリアは後席に座る人が快適に過ごせるよう、広々とした空間を確保。乗り越えやすい最低地上髙である185mmをベースに、乗降性にもこだわった設計がされています。また、収納スペースもきちんと備わっています。後部座席を倒さなくても使いやすい、大容量の荷室。座席を倒せばさらにスペースが広がります。広さに加え、もう一つ嬉しいポイントが開口部。幅広く、地上髙が低い為、積み込みやすさは抜群です。
燃費の良さも特徴で、2011年に発表された新世代パワートレイン技術「アース・ドリームス・テクノロジー」により、クラストップレベルの燃費性能を実現しました。ヴェゼルのネーミングに込められた、「多面的な魅力と価値を持つ車」という想いを実現する車です。
ヴェゼルの新車値引き額はどれくらい?
ヴェゼルの値引き額は約20万円を目標に。
オプション値引きを含めると最大約35万円の値引きが期待できます。また、1月後半~3月末の年度末決算期であればさらに5万円前後の値引きも狙えるでしょう。
ヴェゼルの競合車種といえば
コンパクトSUVの人気が高い中、特にトヨタのC-HRとトップを争っています。
C-HRは安定して走れる車で、燃費の良さが特徴です。他の競合としてマツダCX-30、スバルXVも候補に挙がります。
経営法人が変わるディーラーでの対決も
ライバル車が心許ない、また特に競合らしい競合がない場合には、違う法人のディーラー同士で競わせるのもあり。
トヨタなら全店で同じ車種を取り扱っているので、トヨタ店とネッツ店での比較、またカローラ店とトヨペット店など、同じ車種を違うディーラーで競合比較するのです。
また他のメーカーであれば、東京と埼玉など、隣県のディーラーで競合させたりするのも1つの有効な手段。違う法人同士での競合も、戦略として覚えておくといいでしょう。
そして値引きをうまく引き出すには、とにかく難しいことは考えなくて大丈夫。以下のポイントを注意して交渉するようにしましょう。
自分から値引き金額を言わない
せっかく情報収集した値引き金額を、あっさり営業マンに言ってしまう人がいます。面倒な交渉をしたくないというお気持ちはわかるのですが、ちょっとそこは慎重に考えたいところです。
だいたいどんな車種でも、平均的な値引きの金額は、新車価格から10~15%前後と言われていて、300万円のクルマであれば、30万円から40万円が一般的な値引き額です。
そして、その希望した値引き額が「難しい金額」なら、一瞬で嫌悪感を持たれてしまいますし、その逆に「値引きできる金額」であれば、本来もっとあったはずの値引きが少なくなって、大損してしまうことにもなりかねません。
営業マンは値段交渉よりもしっかりとした商品説明をしたいので、面倒かもしれませんが、じっくりと商品説明を聞いてあげた後に値段交渉に入るようにしましょう。
同一クラスの車種と比較
例として、ホンダのフィットならトヨタでいえばヤリス。日産のセレナであればトヨタのノアやヴォクシーのように、必ずどのメーカーも同一クラスの車種が存在します。
「向こうのクルマもいいけど、こっちのクルマもいいね。自分はどっちでもいいんだけどなぁ…」
などということで、最後は
値引きで戦うしかなくなってしまう
ように仕向けていくのです。事実、営業マンはこうした話のやり取りのシミュレーションを勉強させられます。役者になって、うまくそこを突くようにすると、値引き額はグッとアップするのは間違いありません。
架空の人物の存在を匂わす
自分に決定権がないように演じるのも有効な手。
あと一歩の値引きを引き出すために、若い方や女性の方であれば親御さん、男性であれば奥様の存在を匂わせてみましょう。
「私はこの値段でもいいのですが、父(妻など)がもう少しなんとかならんかと言っています」
と、ヒトコト入れるだけで、最後のひと押しに役立ちますね。
下取りでチョロまかされるな
値引きをマックスまで引き上げることができたのなら、最後は下取り車両の値上げ交渉。
” 値引きと下取り合算でこれだけ… ”
の甘い言葉には騙されてはいけません。
- 値引き額は値引き額として
- 下取り額は下取り額として
きちんと算出してもらうことが大切です。
その上で提示された下取り額を、ディーラーだけでなく、他の買取店などと比較するようにしましょう。
せっかく頑張って値引き交渉しても、下取りをポイッとディーラーへ投げてしまうのはかなりの愚行です。
こんなデータがあります。
車種名 | ディーラー価格 | 買取店価格 |
---|---|---|
フィット |
67万円 | 102万円 |
アルファード |
245万円 | 290万円 |
プリウス |
75万円 | 95万円 |
ハイエース |
140万円 | 180万円 |
オデッセイ |
70万円 | 82万円 |
ディーラーと買取店の査定額の差。
たいていの車種において、買取店の査定額が上回っているのがわかります。
それは、未だに減価償却方式で査定しているディーラーと、市場の需要によって査定額を決めている買取店の金額の違い。もちろん、稀にディーラーの方がいい値段をつけることもありますが、
事前に愛車の価格を調べておくと強い
ですよね。なので、まずはこちらで下取りするお車の価格を調べておくと良いでしょう。
もちろん「納得しなければ売る必要はない」ので、事前準備のつもりで入力してみましょう。
お客様の愛車の概算価格は…
780,000~880,000
こうしてわかるとかなり便利ですよね? この価格を見てからディーラーに下取金額のアップを迫る。するとディーラーも頑張らざるを得ませんよね。
結果的にこうなると嬉しくないですか?
\価値を調べてみるなら/
車の価値を調べてみる
ヴェゼルの人気グレードは?
人気が高いのはハイブリッドZ、ハイブリッドRSです。
この二種のハイブリッド車の主な相違点として、まず1点目が車体正面から後部まで続くロアガーニッシュのカラー。Zのロアガーニッシュはボディカラーと同色に塗装されています。RSは専用デザインとなっており、カラーはガソリン車同様のクリスタルブラックです。
2点目はホイールです。Zは17インチアルミホールで、スポーツタイプとなっています。ブラック塗装がされており、5枚の花弁のようなデザインです。RSはグレード内最大の18インチアルミホイールでZ同様にブラック塗装がされています。
3点目はフォグライト。両グレード共LEDを使用していますが、RSは専用デザインとなっています。
4点目はコンビシート&専用インテリア。Zのコンビシートのカラーはパッションブラック、黒とのツートーンのジャズブラウン。さらにメーカーオプションをつければ、ブラックの本革シートも選ぶことが可能です。RSは背もたれの素材がウルトラスエードに、カラーはダークグレーとなります。
また、Z、RSに共通している装備に本革巻ステアリングホイール、パフォーマンスダンパー、雨滴検知式フロントワイパーがあります。本革巻ステアリングホイールは、しっとりとした手触りで使うほどに手に馴染むのが特徴で、両グレードではスムースレザーを採用しています。
パフォーマンスダンパーは走行中に起こる車体のたわみ、微振動を軽減するパーツです。RSは専用のものが装備されています。
雨滴検知式フロントワイパーは、センサーがフロントガラスに付着した雨滴を検知し、その多寡に応じてワイパーの作動や停止、作動間隔を自動でコントロールする機能です。
因みに、ヴェゼルはハイブリッド専用のエンブレムがボディサイド前方、リヤボディ右下に搭載されており、ハイブリッド車と一目で分かるようになっています。RSの場合は、RS専用エンブレムの下にハイブリッドのエンブレムが付いています。
ヴェゼルの人気の色ってどの色?
プラチナホワイト・パール(NH883P)、クリスタルブラック・パール(NH731P)の2色は鉄板の人気カラーです。定番色なので売る時に有利な色になります。
続くのはプレミアムクリスタルレッド・メタリック(R565M)。SUVでは赤も人気のカラーですが、ヴェゼルでも上位にくるほど人気があります。深みのあるレッドとメタリックのきらめきが特徴的で、明るい場所と暗い場所で違った印象を受けるお洒落なカラーです。
現在の納期はどれくらい?
現在の納期は1~2ヶ月ほど。
注文書にサインして契約が完了してから手もとに届くまで、それくらいの期間をみておく必要があります。
下取り車があるようであれば、その間は気をつけて乗らないと、傷が増えたり走行距離が増えると減額されてしまうことになりますね。
2
リセールはどれくらい期待ができる?
相場はその時々の状況によりけりなので、あくまで具体的な金額の明言は避けますが、ヴェゼルは人気の車種ということもあって、5年乗っても57%以上の価値はあると思われます。
もちろん、相場というものはその時々の状況によって変わります。また車の程度によっても変動するため確定するものではありませんが、人気のグレードや装備があればなおさら高値となり、購入しても間違いのない車であると言えるでしょう。
ヴェゼルのカタログ燃費と実燃費の差
カタログ上の数値では、ガソリン車のFFが16.4km/l~18.6km/l、4WDが17.0km/lとなっており、ハイブリッド車はFFが19.6km/l~21.0km/l、4WDが18.4km/l~19.6km/lとなっています。一番燃費が良いのはハイブリッド、ハイブリッドXのFFです。
実際の燃費は、ガソリン車の場合街中などで約10km/l、一般道などで約15km/l、高速道路で約17km/lと見込まれます。ハイブリッド車であればそれぞれ6km/l、4km/l、3km/lほど良くなる見込みです。
ヴェゼルの競合ライバル車種は
ヴェゼルの値引き交渉における競合車種はこちら。参考にしてください。
トヨタ C-HR
マツダ CX-30
マツダのCX-30は、5人乗りの次世代クロスオーバーSUVです。コンパクトなボディーで取り回しも良く人気があります。また全高が低く機械式駐車場にも入れます。
2WDと4WDがあり、その中でマツダの最新技術が採用されたガソリンエンジンのSKYACTIV-X、SKYACTIV-G 2.0。
ディーゼルのSKYACTIV-D 1.8がラインナップされています。
2019年に販売が開始され、現行が初代モデルとなります。
スバル XV
XVはスバルのコンパクトSUV。
初代XVは2010年にインプレッサの派生モデルとして誕生しました。
その2年後に登場した2代目XVのSUVアレンジは本格的なもので、最低地上高も初代の155㎜から200㎜へ拡大されました。エクステリアではサイドクラッディングが施され、専用のアルミホイールを装着するなど、よりアクティブな印象に。このような大胆な変化が受け入れられ、人気モデルとなりました。
2017年にフルモデルチェンジが行われ、現行モデルは3代目。このモデルからスバルの新プラットフォームである「SGP」が採用され、操縦安定性や走行性能など、車の全体的な性能のベースアップが図られました。
エクステリアは先代の雰囲気を残しつつも、より洗練されたデザインへと生まれ変わり、安全面ではアイサイトがバージョン2から3へと進化し、アクティブレーンキープなどの運転支援機能が追加されました。
まさにスバルの理念である「安心と愉しさ」を実感できる車といえます。
それでいて価格は前モデルから据え置きの220万~と、コストパフォーマンスにも優れています。
先代からのファンも多く、ライバルの多いコンパクトSUVの中でも人気の一台です。
※文中の画像引用はHONDA公式サイトから行いました