ハイエースは、1967年に初登場したトヨタが製造および販売を行っているキャブオーバー型の商用車・乗用車です。
車内を非常に広く設計し、走行性・積載性・安全性を融合したハイエース。アウトドア道具やオートバイを乗せた外出、または資材を積んでの仕事など、ユーザー次第で遊びにも仕事にもマルチに使えるようになっています。
かつてはショートホイールベースやトラックなどのラインナップが存在していましたが、現在ではロング・スーパーロング・ワゴン・ライトバン・コミューターのみ。現行モデルであるH200系には、上位グレードのスーパーGLと、標準グレードのDXで構成され、それぞれ内装の質感が変わっています。
ハイエースの新車値引き額はどれくらい?
ハイエースの値引きは、車両のみだと約33万円を目標にしましょう。オプション値引きを含めると、45~55万円程度の値引きが見込めそうです。
ハイエースは現行の200系が2004年8月に登場し、約16年以上経過しています。先代の100系では、販売から約15年ほどでフルモデルチェンジが行われたことから、現行型もそろそろフルモデルチェンジが予想されるため、今こそより多くの値引きを狙えそうです。
ハイエースの競合車種といえば
競合で最有力な車種といえば、日産のNV350キャラバンです。
ハイエースとNV350キャラバンは性能も価格も近く、最も競合させやすい車種と言えます。
NV350キャラバンにも、ワゴンとバンのラインナップが存在しているので、グレードを合わせて比較見積りを取り、競合させましょう。
経営法人が変わるディーラーでの対決も
ライバル車が心許ない、また特に競合らしい競合がない場合には、違う法人のディーラー同士で競わせるのもあり。
トヨタなら全店で同じ車種を取り扱っているので、トヨタ店とネッツ店での比較、またカローラ店とトヨペット店など、同じ車種を違うディーラーで競合比較するのです。
また他のメーカーであれば、東京と埼玉など、隣県のディーラーで競合させたりするのも1つの有効な手段。違う法人同士での競合も、戦略として覚えておくといいでしょう。
そして値引きをうまく引き出すには、とにかく難しいことは考えなくて大丈夫。以下のポイントを注意して交渉するようにしましょう。
自分から値引き金額を言わない
せっかく情報収集した値引き金額を、あっさり営業マンに言ってしまう人がいます。面倒な交渉をしたくないというお気持ちはわかるのですが、ちょっとそこは慎重に考えたいところです。
だいたいどんな車種でも、平均的な値引きの金額は、新車価格から10~15%前後と言われていて、300万円のクルマであれば、30万円から40万円が一般的な値引き額です。
そして、その希望した値引き額が「難しい金額」なら、一瞬で嫌悪感を持たれてしまいますし、その逆に「値引きできる金額」であれば、本来もっとあったはずの値引きが少なくなって、大損してしまうことにもなりかねません。
営業マンは値段交渉よりもしっかりとした商品説明をしたいので、面倒かもしれませんが、じっくりと商品説明を聞いてあげた後に値段交渉に入るようにしましょう。
同一クラスの車種と比較
例として、ホンダのフィットならトヨタでいえばヤリス。日産のセレナであればトヨタのノアやヴォクシーのように、必ずどのメーカーも同一クラスの車種が存在します。
「向こうのクルマもいいけど、こっちのクルマもいいね。自分はどっちでもいいんだけどなぁ…」
などということで、最後は
値引きで戦うしかなくなってしまう
ように仕向けていくのです。事実、営業マンはこうした話のやり取りのシミュレーションを勉強させられます。役者になって、うまくそこを突くようにすると、値引き額はグッとアップするのは間違いありません。
架空の人物の存在を匂わす
自分に決定権がないように演じるのも有効な手。
あと一歩の値引きを引き出すために、若い方や女性の方であれば親御さん、男性であれば奥様の存在を匂わせてみましょう。
「私はこの値段でもいいのですが、父(妻など)がもう少しなんとかならんかと言っています」
と、ヒトコト入れるだけで、最後のひと押しに役立ちますね。
下取りでチョロまかされるな
値引きをマックスまで引き上げることができたのなら、最後は下取り車両の値上げ交渉。
” 値引きと下取り合算でこれだけ… ”
の甘い言葉には騙されてはいけません。
- 値引き額は値引き額として
- 下取り額は下取り額として
きちんと算出してもらうことが大切です。
その上で提示された下取り額を、ディーラーだけでなく、他の買取店などと比較するようにしましょう。
せっかく頑張って値引き交渉しても、下取りをポイッとディーラーへ投げてしまうのはかなりの愚行です。
こんなデータがあります。
車種名 | ディーラー価格 | 買取店価格 |
---|---|---|
フィット |
67万円 | 102万円 |
アルファード |
245万円 | 290万円 |
プリウス |
75万円 | 95万円 |
ハイエース |
140万円 | 180万円 |
オデッセイ |
70万円 | 82万円 |
ディーラーと買取店の査定額の差。
たいていの車種において、買取店の査定額が上回っているのがわかります。
それは、未だに減価償却方式で査定しているディーラーと、市場の需要によって査定額を決めている買取店の金額の違い。もちろん、稀にディーラーの方がいい値段をつけることもありますが、
事前に愛車の価格を調べておくと強い
ですよね。なので、まずはこちらで下取りするお車の価格を調べておくと良いでしょう。
もちろん「納得しなければ売る必要はない」ので、事前準備のつもりで入力してみましょう。
お客様の愛車の概算価格は…
780,000~880,000
こうしてわかるとかなり便利ですよね? この価格を見てからディーラーに下取金額のアップを迫る。するとディーラーも頑張らざるを得ませんよね。
結果的にこうなると嬉しくないですか?
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ハイエースの人気グレードは?
現在最も人気なのはスーパーGLの特別使用車であるダークプライムⅡです。
インテリアは深いグレーを基調としており、半合成皮革シートや、各所に使われる木目のアクセントパーツが、重厚感あふれる大人のクルマを演出しています。
そしてダークプライムⅡだけに与えられた特別仕様装備は4つ。
- クリアスモーク仕様のLEDヘッドランプ
- ステアリングスイッチ
- スマートエントリー&スタートシステム
- SRSエアバッグ+プリテンショナー&フォースリミッター機構付きシートベルト
オプション額でいえば約11万円以上の装備が標準でつけられている計算です。
そのシックで大人な外装&内装、またオプションのお得さから、現在最も売れ筋グレードになっています。
ハイエースの人気の色ってどの色?
ハイエースで選べるカラーは計9色あります。
一番人気がホワイトパールクリスタルシャイン<070>。ホワイトにはない光沢により高級感が醸し出されるのが人気の理由。特別塗装色ですので3万円ほど別途でかかりますが、それでもこの色を選ぶ人はとても多いです。
世界的に見て最も人気があるのはホワイト<058>ですが、日本国内ではデイサービスの車に見えることから人気が低く、下取りでは割安になってしまうので、同じ白系の色といえど注意が必要です。
あとはシルバーマイカメタリック<1E7>もよく売れているカラーですが、こちらはお仕事で傷が目立ちにくくなることから好まれている色ですので、一般的に趣味で持つ方には下取りも悪く不向きです。
現在の納期はどれくらい?
現在の納期は1~3ヶ月ほど。
注文書にサインして契約が完了してから手もとに届くまで、それくらいの期間をみておく必要があります。
下取り車があるようであれば、その間は気をつけて乗らないと、傷が増えたり走行距離が増えると減額されてしまうことになりますね。
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リセールはどれくらい期待ができる?
相場はその時々の状況によりけりなので、あくまで具体的な金額の明言は避けますが、ハイエースは人気の車種ということもあって、5年乗っても55%以上の価値はあると思われます。
もちろん、相場というものはその時々の状況によって変わります。また車の程度によっても変動するため確定するものではありませんが、人気のグレードや装備があればなおさら高値となり、購入しても間違いのない車であると言えるでしょう。
ハイエースのカタログ燃費と実燃費の差
カタログによると、ディーゼル車の場合は2WDで約10.6~11.4km/l、4WDで約11.0~11.2km/l程度。ガソリン車の場合、2WDでは9.7~11.4km/l、4WDで9.1km/l。
実際の路面状況にて利用するとなると燃費はこれよりも下がり、ガソリン車では7.0~8.0km/l、ディーゼル車では8.0~9.0km/l程度だと考えられます。
これらの数値は乗り方によって変化するものですので、参考程度にしておくと良いでしょう。
ハイエースの競合ライバル車種は
ハイエースの値引き交渉における競合車種はこちら。参考にしてください。
※文中の画像引用はトヨタWEBカタログから行いました