ランドクルーザープラドはトヨタを代表するSUV。その歴史は古く、1984年にランドクルーザーワゴンの名称で誕生し、その後1990年の改良で「プラド」のサブネームが付けられました。
この初代70系プラドは大ヒットモデルとなり、現在でもその人気は衰えることを知りません。
現行のプラドは2009年に登場した4代目のモデルで、2020年までの約11年間で2回のマイナーチェンジが施されました。近年のSUV人気によって様々なタイプのSUVが各メーカーから誕生しましたが、プラドはトップクラスの走破性と快適性を併せ持った、トヨタが誇る本格クロカンSUVと言えるでしょう。
最上位クラスであるランドクルーザーが存在するため、どうしてもプラドは下位互換のイメージを持たれがちですが、細い道路や狭い駐車場と言った日本特有の交通事情、さらには自動車税や燃費といったランニングコストの面も踏まえれば、むしろ軍配が上がるのはプラドの方だと思われます。
実際に去年1年での販売台数を見ると、ランクルの2,610台に対し、プラドは23,780台と10倍近い販売台数となっています。他メーカーと比較しても、大型SUVの中では1、2位を争う人気車種です。
ランドクルーザープラドの新車値引き額はどれくらい?
ランドクルーザープラドの値引き平均は、50万円前後を目標に。
もともとの車両価格が高額なため、値引き率で見れば一般的な数値ですが、金額で見ればそれなりの値引きが期待できます。また当然ですがオプションを少なく設定した場合は、値引き額はこれより少なくなりますし、オプションを多数つけると、値引きはもう少し期待できます。
プラドには大きく分けて、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの設定があり、それぞれの最下位グレードで比較すると、ディーゼル車の方が60万円ほど高額になっています。値引きに関してはディーゼル車の方が渋い傾向にあるようです。とは言ってもディーゼル車にはエコカー減税をはじめとした種々の優遇措置が用意されていて、トータル20万円ほどの助成が受けられるので、そうしたことから値引き以上に大きなバックを受けられることでしょう。
またプラドは2021~22年にはフルモデルチェンジのウワサがありますので、モデルチェンジ間際にはより大きな値引きが狙えるかもしれません。
ランドクルーザープラドの競合車種といえば
国産車ではやはり同じ7人乗りを設定するマツダのCX-8、日産のエクストレイル、三菱のアウトランダーなどが挙げられます。
5人乗り限定で言えばスバルのフォレスターなども競合ですね。
ディーゼル車両の価格が428万円~と言うことを考えれば、アウトランダーPHEVといったEVにも手が届くので、そのあたりは生活スタイルやインフラ面を総合的に考えて検討したいところです。
SUVはいずれもリセールバリューが高い傾向にありますが、プラドはトヨタが誇る人気SUV。この中でも一番のリセールバリューが期待できるので、乗り出し価格は少々高額でも、トータルの出費で見れば他車種と変わらなかった、なんてこともあり得る車種といえますね。
経営法人が変わるディーラーでの対決も
ライバル車が心許ない、また特に競合らしい競合がない場合には、違う法人のディーラー同士で競わせるのもあり。
トヨタなら全店で同じ車種を取り扱っているので、トヨタ店とネッツ店での比較、またカローラ店とトヨペット店など、同じ車種を違うディーラーで競合比較するのです。
また他のメーカーであれば、東京と埼玉など、隣県のディーラーで競合させたりするのも1つの有効な手段。違う法人同士での競合も、戦略として覚えておくといいでしょう。
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ランドクルーザープラドの人気グレードは?
人気なのはガソリン車の2.7TX-Lパッケージ。結果的にリセールが高いのもこのグレードと言えそうです。
グレード選びの際、まずは乗車定員が5人乗りか7人乗りか、エンジンはガソリンにするかディーゼルにするかで大きく分けられます。その中でガソリン車であれば、TXにするのかTX-Lにするかの2択になり、ディーゼル車の場合はそこに最上級グレードのTZ-Gも加えた3タイプから選ぶことになります。
乗車定員に関しては、家族構成や使用目的によって必然的に決まりますが、7人乗りがリセールは強い傾向にあるようです。
そしてガソリン車かディーゼル車かの選択は、車の走行性能に大きく影響する部分なので、可能であれば両方を試乗・比較することをお勧めします。 ディーゼル車はエンジンの特性として低速での力強さがあることに加え、全グレードにアダプティブトラクションコントロールと言う悪路走破性を向上させる装備が標準でついてきますので、アウトドア中心で、悪路も雪道もガンガン走るぞ!という方はディーゼル車を選ぶのが吉。さらに上の走破性能が欲しいという方は、迷わずTX-Zを選ぶべきといえますね。
ランドクルーザープラドの人気の色ってどの色?
人気カラーはホワイトパールクリスタルシャインとブラックです。プラドには全部で9種類のカラーラインナップが用意されていますが、やはり白と黒は人気の2トップ。
注意したいのはスーパーホワイトⅡというもう一つの白色があるという点。ホワイトパールはややクリームがかった色調で、パールが入っていることから、光が当たるとキラキラと反射すのが特徴です。
それに比べスーパーホワイトは、いうなれば「純白」。まじりっけの無い白がお好みの方にはこちらをお勧めしますが、あまり人気がないので、特にこだわりがなければ同じ白でもリセールの高いホワイトパールを選びましょう。
ブラックは傷や汚れが目立つというデメリットがあるので、アウトドアでガッツリ使いたい方はブラックを避け、シルバー系の色を選ぶのもアリ。ですがリセールは少し悪くなることは覚悟しておきましょう。
現在の納期はどれくらい?
現在の納期は1~2ヶ月ほど。
注文書にサインして契約が完了してから手もとに届くまで、それくらいの期間をみておく必要があります。
下取り車があるようであれば、その間は気をつけて乗らないと、傷が増えたり走行距離が増えると減額されてしまうことになりますね。
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リセールはどれくらい期待ができる?
相場はその時々の状況によりけりなので、あくまで具体的な金額の明言は避けますが、ランドクルーザープラドは人気の車種ということもあって、5年乗っても64%以上の価値はあると思われます。
もちろん、相場というものはその時々の状況によって変わります。また車の程度によっても変動するため確定するものではありませんが、人気のグレードや装備があればなおさら高値となり、購入しても間違いのない車であると言えるでしょう。
ランドクルーザープラドのカタログ燃費と実燃費の差
カタログ値の燃費は、ガソリン車で8.3㎞/l、ディーゼル車で11.2㎞/lとなっています。近年、カタログ燃費と実燃費の乖離が問題視され、カタログに用いられる燃費測定方法が実走行に近いものに改変されました。ガソリン車で8㎞/l前後、ディーゼル車で10㎞/l前後といったところでしょうか。
しかしながら燃費は運転の仕方や使用環境などで変動するため、データを参考にご自身の運転スタイルではどうなのか?をあらかじめ想定することが重要です。
ランクルプラドの競合ライバル車種は
ランクルプラドの値引き交渉における競合車種はこちら。参考にしてください。
※文中の画像引用はトヨタWEBカタログから行いました