カローラはトヨタが誇るグローバルカー。
1966年の誕生以降幅広い世代から人気を集め、日本国内にとどまらず世界各国で販売されてきました。その長い歴史の中では様々な派生モデルも登場し、次々にヒットを生みだしてきました。まさにトヨタの核とも言える、ベストセラーモデルです。
現行モデルは実に12代目。
2018年に11代目カローラを刷新し、カローラに先行するかたちでカローラスポーツが誕生し一躍人気となりましたが、この新型カローラスポーツに遅れること1年、12代目カローラが登場。
プラットフォームには「TNGA」を採用、パワートレインも刷新され、1.2直噴ターボやハイブリッドモデルなども設定。さらにはボディサイズもカローラ初となる3ナンバーサイズに拡大されるなど、先代とは別物の仕上がりになっています。
このような大幅な改良は性能面にダイレクトに反映されており、高い走行性能や操縦安定性、静粛性や乗り心地など、車の本質的な部分が格段に向上しています。
また、全車にトヨタセーフティーセンスが標準装備なので安全性能もぬかりなし。
SUVが世界のスタンダードとなりつつある中で、セダンでここまで高性能なものを開発することに、トヨタのカローラへの本気度がうかがえますね。
カローラ の新車値引き額はどれくらい?
カローラの値引きは30万円前後を目標に。
過去の傾向を見ると、セダンとツーリングで値引き額に若干の差があります。
ツーリングのほうが値引きは緩い傾向。セダンは比較的高齢の方や法人購入が多いため、そこまで値引きを求めないといった背景もあるのでしょう。セダンの場合は30万円ほどが限界値引きでしょうか。
他車との競合はもちろん、現在トヨタでは4チャンネルすべてのお店で全車種を取り扱っているので、複数のチャンネル違いのディーラーで競合させるのが有効です。
特に決算期などに合わせられれば、限界値引きも見えてくるでしょう。
カローラ の競合車種といえば
マツダ3、スバルインプレッサG4などが競合車です。
カローラにはセダンタイプとワゴンタイプのツーリングが存在しますが、マツダ3にもセダンタイプとワゴンタイプのファストバックがあります。
インプレッサにもセダンタイプのG4とワゴンタイプのスポーツがあるので、それぞれと競合させるといいでしょう。
またツーリングに関しては、一回り小さいですがホンダシャトルなども競合可能です。
しかしながら、カローラの人気は他を圧倒するもの。他メーカーと長々と競合させるよりは、ある程度の値引きが出せた段階でトヨタ同士の競合に持ち込みましょう。
経営法人が変わるディーラーでの対決も
ライバル車が心許ない、また特に競合らしい競合がない場合には、違う法人のディーラー同士で競わせるのもあり。
トヨタなら全店で同じ車種を取り扱っているので、トヨタ店とネッツ店での比較、またカローラ店とトヨペット店など、同じ車種を違うディーラーで競合比較するのです。
また他のメーカーであれば、東京と埼玉など、隣県のディーラーで競合させたりするのも1つの有効な手段。違う法人同士での競合も、戦略として覚えておくといいでしょう。
そして値引きをうまく引き出すには、とにかく難しいことは考えなくて大丈夫。以下のポイントを注意して交渉するようにしましょう。
自分から値引き金額を言わない
せっかく情報収集した値引き金額を、あっさり営業マンに言ってしまう人がいます。面倒な交渉をしたくないというお気持ちはわかるのですが、ちょっとそこは慎重に考えたいところです。
だいたいどんな車種でも、平均的な値引きの金額は、新車価格から10~15%前後と言われていて、300万円のクルマであれば、30万円から40万円が一般的な値引き額です。
そして、その希望した値引き額が「難しい金額」なら、一瞬で嫌悪感を持たれてしまいますし、その逆に「値引きできる金額」であれば、本来もっとあったはずの値引きが少なくなって、大損してしまうことにもなりかねません。
営業マンは値段交渉よりもしっかりとした商品説明をしたいので、面倒かもしれませんが、じっくりと商品説明を聞いてあげた後に値段交渉に入るようにしましょう。
同一クラスの車種と比較
例として、ホンダのフィットならトヨタでいえばヤリス。日産のセレナであればトヨタのノアやヴォクシーのように、必ずどのメーカーも同一クラスの車種が存在します。
「向こうのクルマもいいけど、こっちのクルマもいいね。自分はどっちでもいいんだけどなぁ…」
などということで、最後は
値引きで戦うしかなくなってしまう
ように仕向けていくのです。事実、営業マンはこうした話のやり取りのシミュレーションを勉強させられます。役者になって、うまくそこを突くようにすると、値引き額はグッとアップするのは間違いありません。
架空の人物の存在を匂わす
自分に決定権がないように演じるのも有効な手。
あと一歩の値引きを引き出すために、若い方や女性の方であれば親御さん、男性であれば奥様の存在を匂わせてみましょう。
「私はこの値段でもいいのですが、父(妻など)がもう少しなんとかならんかと言っています」
と、ヒトコト入れるだけで、最後のひと押しに役立ちますね。
下取りでチョロまかされるな
値引きをマックスまで引き上げることができたのなら、最後は下取り車両の値上げ交渉。
” 値引きと下取り合算でこれだけ… ”
の甘い言葉には騙されてはいけません。
- 値引き額は値引き額として
- 下取り額は下取り額として
きちんと算出してもらうことが大切です。
その上で提示された下取り額を、ディーラーだけでなく、他の買取店などと比較するようにしましょう。
せっかく頑張って値引き交渉しても、下取りをポイッとディーラーへ投げてしまうのはかなりの愚行です。
こんなデータがあります。
車種名 | ディーラー価格 | 買取店価格 |
---|---|---|
フィット |
67万円 | 102万円 |
アルファード |
245万円 | 290万円 |
プリウス |
75万円 | 95万円 |
ハイエース |
140万円 | 180万円 |
オデッセイ |
70万円 | 82万円 |
ディーラーと買取店の査定額の差。
たいていの車種において、買取店の査定額が上回っているのがわかります。
それは、未だに減価償却方式で査定しているディーラーと、市場の需要によって査定額を決めている買取店の金額の違い。もちろん、稀にディーラーの方がいい値段をつけることもありますが、
事前に愛車の価格を調べておくと強い
ですよね。なので、まずはこちらで下取りするお車の価格を調べておくと良いでしょう。
もちろん「納得しなければ売る必要はない」ので、事前準備のつもりで入力してみましょう。
お客様の愛車の概算価格は…
780,000~880,000
こうしてわかるとかなり便利ですよね? この価格を見てからディーラーに下取金額のアップを迫る。するとディーラーも頑張らざるを得ませんよね。
結果的にこうなると嬉しくないですか?
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カローラ の人気グレードは?
人気グレードは1.8ハイブリッドW×Bと1.8W×B。
カローラのグレード構成は、ガソリンエンジンモデル、ハイブリッドモデルともに、下からG-X、S、W×Bとなっています。
そこにターボ車の6MTであるW×B1.2が入るかたち。
人気は最上位グレードのW×B。W×Bでは、ヘッドライトの変更やフォグランプ、デイライトの追加、グリルやバンパー部のメッキ加飾、専用アルミホイールなど、外観がより豪華でスポーティーになります。
内装面もステアリングやシート素材が上質なものになるなど、最上位グレードらしい仕上がりに。満足度の高いグレードと言えるので、予算が許す方にはW×Bがおすすめです。
またリセールに関しては、ハイブリッドよりもガソリンエンジンモデルの方が残価が残りやすい傾向にあります。無理をしてハイブリッドの下位グレードを選ぶより、1.8W×Bを選んだほうが賢明かもしれません。
カローラ の人気の色ってどの色?
人気カラーはホワイトパールクリスタルシャインとブラックマイカ。
カローラのカラーラインナップは全8色で、そのうちスパークリングブラックパールクリスタルシャインはW×Bのみ選択可能です。
国民的乗用車のカローラらしく、人気カラーも定番色の白と黒になりました。
人や場面を選ばない色なので、リセールも文句なしに高いです。特にこだわりがない場合は、どちらかを選べば間違いないでしょう。
またW×Bに限りますが、普通の黒ではつまらない!という方には、輝度の高い艶のあるスパークリングブラックパールクリスタルシャインもおすすめです。
現在の納期はどれくらい?
現在の納期は2ヶ月ほど。
注文書にサインして契約が完了してから手もとに届くまで、それくらいの期間をみておく必要があります。
下取り車があるようであれば、その間は気をつけて乗らないと、傷が増えたり走行距離が増えると減額されてしまうことになりますね。
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リセールはどれくらい期待ができる?
相場はその時々の状況によりけりなので、あくまで具体的な金額の明言は避けますが、カローラ スポーツは人気の車種ということもあって、5年乗っても60%以上の価値はあると思われます。
もちろん、相場というものはその時々の状況によって変わります。また車の程度によっても変動するため確定するものではありませんが、人気のグレードや装備があればなおさら高値となり、購入しても間違いのない車であると言えるでしょう。
カローラ のカタログ燃費と実燃費の差
カタログ値はパワートレインや駆動方式、ミッションの違いにより、14.6km/l~29.0km/lとなっています。
そして実際のカローラオーナーたちの実燃費はというと、ガソリンエンジンモデルがいずれも14km/l前後、ハイブリッドモデルがW×Bグレードで24km/l前後となっています。
どれもカタログ値に限りなく近い数値を叩き出しています。先代よりも走行性能を飛躍的に向上させたうえでこの数値を出してくるあたり、さすがトヨタといったところ。
ライバルと比較しても申し分ない性能なので、特に長距離ドライバーにとってはうれしいポイントと言えます。
カローラ の競合ライバル車種は
カローラ スポーツの値引き交渉における競合車種はこちら。参考にしてください。
マツダ3
マツダ3は、2003年に発売されたアクセラの後継モデルであり、4代目に当たります。
2019年からグローバルネームであるマツダ3を国内でも使うようになりました。2020年にはワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤーを受賞し、そのデザインは世界で高く評価され、走行性能や快適な居住性能を両立させた新世代車両構造技術、スカイアクティブ、ディーゼル、マイルドハイブリッドのラインナップで、とても多くの方に支持されている車種といえます。
スバル インプレッサG4
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※文中の画像引用はトヨタWEBカタログから行いました