エスクードはスズキ自動車が製造販売するコンパクトSUVです。
グローバルモデルとして各国で人気のあるエスクードは、ハンガリーに拠点を持つ「マジャールスズキ社」で生産されている、実質輸入車です。
現行モデルのデザインはメッキグリルのスモーク化とリアコンビネーションランプのLED化、アルミホイールは従来通り17インチですが、ブラック塗装から切削加工が施されたガンメタリック塗装に変更されるなど外観がアップグレードされています。
搭載されている4WD機構であるALLGRIP(オールグリップ)は「4モード走行切替機能」を可能とし、様々なシーンに合わせてエンジン回転数を最適化し快適な走りを堪能できます。
パワートレインは1.4L直4DOHCターボのK14C型。この型式はスズキのコンパクトスポーツの代表格スイフトスポーツと同じのため走行性能はお墨付きです。
エスクードの新車値引き額はズバリ?
エスクードの値引きは35万円を目指しましょう。
車両本体の値引きは24万円が相場。オプション込みで総値引き額が30万円を超えてきたら上出来です。コンパクトSUV市場はライバルがとても多く、顧客獲得のため各社がしのぎを削っています。そのため対抗車種の的確な選択と見積もりを取り十分に準備しておく必要があります。
ある程度値引き交渉が進んだら、最後は経営の異なるスズキ同士の競合で決着を。
スズキはサブディーラーも多いので、可能であればサブディーラーも交えた乱戦に持ち込めばさらに値引きが期待できます。
エスクードの競合車種といえば
エスクードの競合車種はホンダ・ヴェゼル、マツダ・CX-30、スバル・XVなどが挙げられます。コンパクトSUVクラスは近年のブームもあり、激戦区となっていますので各車の特徴や、弱点などを把握し、十分な準備を整えて臨むことをお勧めします。
※競合車種の詳細は以下で追記しています。最後までご覧ください。
経営法人が変わるディーラーでの対決も
ライバル車が心許ない、また特に競合らしい競合がない場合には、違う法人のディーラー同士で競わせるのもあり。
トヨタなら全店で同じ車種を取り扱っているので、トヨタ店とネッツ店での比較、またカローラ店とトヨペット店など、同じ車種を違うディーラーで競合比較するのです。
また他のメーカーであれば、東京と埼玉など、隣県のディーラーで競合させたりするのも1つの有効な手段。違う法人同士での競合も、戦略として覚えておくといいでしょう。
そして値引きをうまく引き出すには、とにかく難しいことは考えなくて大丈夫。以下のポイントを注意して交渉するようにしましょう。
自分から値引き金額を言わない
せっかく情報収集した値引き金額を、あっさり営業マンに言ってしまう人がいます。面倒な交渉をしたくないというお気持ちはわかるのですが、ちょっとそこは慎重に考えたいところです。
だいたいどんな車種でも、平均的な値引きの金額は、新車価格から10~15%前後と言われていて、300万円のクルマであれば、30万円から40万円が一般的な値引き額です。
そして、その希望した値引き額が「難しい金額」なら、一瞬で嫌悪感を持たれてしまいますし、その逆に「値引きできる金額」であれば、本来もっとあったはずの値引きが少なくなって、大損してしまうことにもなりかねません。
営業マンは値段交渉よりもしっかりとした商品説明をしたいので、面倒かもしれませんが、じっくりと商品説明を聞いてあげた後に値段交渉に入るようにしましょう。
同一クラスの車種と比較
例として、ホンダのフィットならトヨタでいえばヤリス。日産のセレナであればトヨタのノアやヴォクシーのように、必ずどのメーカーも同一クラスの車種が存在します。
「向こうのクルマもいいけど、こっちのクルマもいいね。自分はどっちでもいいんだけどなぁ…」
などということで、最後は
値引きで戦うしかなくなってしまう
ように仕向けていくのです。事実、営業マンはこうした話のやり取りのシミュレーションを勉強させられます。役者になって、うまくそこを突くようにすると、値引き額はグッとアップするのは間違いありません。
架空の人物の存在を匂わす
自分に決定権がないように演じるのも有効な手。
あと一歩の値引きを引き出すために、若い方や女性の方であれば親御さん、男性であれば奥様の存在を匂わせてみましょう。
「私はこの値段でもいいのですが、父(妻など)がもう少しなんとかならんかと言っています」
と、ヒトコト入れるだけで、最後のひと押しに役立ちますね。
下取りでチョロまかされるな
値引きをマックスまで引き上げることができたのなら、最後は下取り車両の値上げ交渉。
” 値引きと下取り合算でこれだけ… ”
の甘い言葉には騙されてはいけません。
- 値引き額は値引き額として
- 下取り額は下取り額として
きちんと算出してもらうことが大切です。
その上で提示された下取り額を、ディーラーだけでなく、他の買取店などと比較するようにしましょう。
せっかく頑張って値引き交渉しても、下取りをポイッとディーラーへ投げてしまうのはかなりの愚行です。
こんなデータがあります。
車種名 | ディーラー価格 | 買取店価格 |
---|---|---|
フィット |
67万円 | 102万円 |
アルファード |
245万円 | 290万円 |
プリウス |
75万円 | 95万円 |
ハイエース |
140万円 | 180万円 |
オデッセイ |
70万円 | 82万円 |
ディーラーと買取店の査定額の差。
たいていの車種において、買取店の査定額が上回っているのがわかります。
それは、未だに減価償却方式で査定しているディーラーと、市場の需要によって査定額を決めている買取店の金額の違い。もちろん、稀にディーラーの方がいい値段をつけることもありますが、
事前に愛車の価格を調べておくと強い
ですよね。なので、まずはこちらで下取りするお車の価格を調べておくと良いでしょう。
もちろん「納得しなければ売る必要はない」ので、事前準備のつもりで入力してみましょう。
お客様の愛車の概算価格は…
780,000~880,000
こうしてわかるとかなり便利ですよね? この価格を見てからディーラーに下取金額のアップを迫る。するとディーラーも頑張らざるを得ませんよね。
結果的にこうなると嬉しくないですか?
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エスクードの人気グレードは?
現在のエスクードは2Lエンジンに相当するパワーを発揮する1.4L直噴ターボエンジンを採用したモノグレード(1種類)となっており、グレードの選択肢はありません。
駆動方式は4WDのみ、トランスミッションも6速ATの1種類となっています。
エスクードの人気の色は?
エスクードには選択出来るカラーが6色+ツートーン3パターンあります。
人気1位が定番の白(クールホワイトパール)2位が定番の黒(コズミックブラックパールメタリック)3位も安定の(ギャラクティックグレーメタリック)と上位3色が無難な定番色に収まっています。
SUVであるためアースカラーがランクインしていないのは意外ですが、グローバルモデルのため日本人受けするカラーが少ないのが現状です。
好きな色に乗るのが一番ですが、リセールを考えるとホワイトを選ぶのが無難なようです。
現在の納期はどれくらい?
現在の納期は1~2ヶ月ほど。
注文書にサインして契約が完了してから手もとに届くまで、それくらいの期間をみておく必要があります。
下取り車があるようであれば、その間は気をつけて乗らないと、傷が増えたり走行距離が増えると減額されてしまうことになりますね。
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リセールはどれくらい期待ができる?
相場はその時々の状況によりけりなので、あくまで具体的な金額の明言は避けますが、エスクードは5年乗って44.4%前後の価値はあると思われます。
もちろん、相場というものはその時々の状況によって変わります。また車の程度によっても変動するため確定するものではありませんが、人気のグレードや装備があればなおさら高値となり、購入しても間違いのない車であると言えるでしょう。
エスクードの燃費
カタログに記載されているエスクードの燃費ですが、WLTCモード燃費(平均値)で16.0km/ℓとなっており、1.4L直噴ターボエンジンとしては優秀な数値です。
各種燃費検証サイトによれば実際には13.5~14.0km/ℓ程度ということなので、若干カタログ値より低い数値が出ています。
ただ、運転の仕方や道路状況によっても変わりますので参考程度にしておくと良いでしょう。
具体的なライバル車種は
上記でかんたんにしか説明できなかったライバル車を説明しておきます。気になる車種があれば、その先の値引き情報をご覧になりつつ、値引き額を比較してみましょう。
ホンダ ヴェゼル
ヴェゼルはホンダから販売されているコンパクトSUVで、3代目フィットをベースに開発されました。2019年にSUV販売台数1位を獲得しています。
SUVの力強さに、お洒落でスタイル重視なクーペデザインを取り入れつつ、そのクーペのデメリットを解消した、ミニバンのような実用性を兼ね備えた車です。
インテリアは後席に座る人が快適に過ごせるよう、広々とした空間を確保。乗り越えやすい最低地上髙である185mmをベースに、乗降性にもこだわった設計がされています。また、収納スペースもきちんと備わっています。後部座席を倒さなくても使いやすい、大容量の荷室。座席を倒せばさらにスペースが広がります。広さに加え、もう一つ嬉しいポイントが開口部。幅広く、地上髙が低い為、積み込みやすさは抜群です。
燃費の良さも特徴で、2011年に発表された新世代パワートレイン技術「アース・ドリームス・テクノロジー」により、クラストップレベルの燃費性能を実現しました。ヴェゼルのネーミングに込められた、「多面的な魅力と価値を持つ車」という想いを実現する車です。
マツダ CX-30
CX-30はマツダのクロスオーバーSUV。
2019年にアクセラの後継にあたるマツダ3が発売され、その完成度の高さから一躍話題となりましたが、CX-30はそのマツダ3をベースに開発されたSUVです。
名前や車格が似ていることからCX-3と混同されがちですが、その実はかなり差別化されています。
そもそも車の骨格であるプラットフォームが違います。CX-30はマツダ3同様、最新のプラットフォームが採用されており、CX-3に比べ、走行性能や操縦安定性など車の基本的な性能が全体的にベースアップされています。
また、車体サイズをアップさせることで後席の居住性アップや、荷室の拡大が図られています。それでいて最小回転半径はCX-3と同じ数値なので、取り回しを損なうことなく、利便性を大幅に高めたモデルであることがわかります。
日本や欧州では、狭い路地や立体駐車場といったサイズ的な制約が多い交通事情があるので、この恩恵は大きいでしょう。
マツダとしては人気のSUV市場で取りこぼしをなくすため、CX-3とCX-5の間を埋める新たな選択肢を増やしたかたち。
パワートレインにおいては従来のスカイアクティブGとスカイアクティブDに加え、2020年には新開発のガソリンエンジンを搭載した「スカイアクティブX」モデルも追加されるなど、マツダ車の醍醐味を存分に味わえる車として注目を集めています。
スバル XV
XVはスバルのコンパクトSUV。
初代XVは2010年にインプレッサの派生モデルとして誕生しました。
その2年後に登場した2代目XVのSUVアレンジは本格的なもので、最低地上高も初代の155㎜から200㎜へ拡大されました。エクステリアではサイドクラッディングが施され、専用のアルミホイールを装着するなど、よりアクティブな印象に。このような大胆な変化が受け入れられ、人気モデルとなりました。
2017年にフルモデルチェンジが行われ、現行モデルは3代目。このモデルからスバルの新プラットフォームである「SGP」が採用され、操縦安定性や走行性能など、車の全体的な性能のベースアップが図られました。
エクステリアは先代の雰囲気を残しつつも、より洗練されたデザインへと生まれ変わり、安全面ではアイサイトがバージョン2から3へと進化し、アクティブレーンキープなどの運転支援機能が追加されました。
まさにスバルの理念である「安心と愉しさ」を実感できる車といえます。
それでいて価格は前モデルから据え置きの220万~と、コストパフォーマンスにも優れています。
先代からのファンも多く、ライバルの多いコンパクトSUVの中でも人気の一台です。
※文中の画像引用はスズキ公式サイトより行いました