クロスビーは2017年にスズキから誕生したコンパクトカー。ワゴン車にSUVのエッセンスを加えたような、今までありそうでなかった車。2014年にはスズキハスラーが大ヒットを記録しましたが、そのハスラーをそのまま大きくしたようなかわいらしいデザインが特徴です。
一方、機能面はかなりSUV的。1L直噴ターボエンジンにマイルドハイブリッドを加えた力強いパワートレイン。180㎜と高い最低地上高や、「スポーツ」「スノー」「グリップコントロール」「ヒルディセント」という4つのモードに任意で切り替えられる4WDシステムの搭載など、かわいらしい見た目とは裏腹に、非常に走破性の高い車に仕上がっています。
ハスラーのデザインは魅力的だけど、積載性や悪路走破性に不安がある、といった層のニーズに応えられる車として人気を集めています。
2020年10月にはマイナーチェンジによってグレードやカラーラインナップの拡充が行われ、その人気は更に拡大しつつあります。
クロスビーの新車値引き額はどれくらい?
クロスビーの値引きは20~30万円を目標に。
個性的な車ということもあり、値引きも少し渋い印象です。付けられるオプションがさほど多くないため、トータル値引きも目減りしてしまっています。ですが過去には40万円ほどの値引きを引き出せた実例もありますので、最低でも20万円の値引きを狙って交渉を進めましょう。
スズキには「アリーナ店」といわれる、スズキの新車を扱う街の整備工場が多数存在するので、ディーラーとアリーナ店で競わせるのも交渉術のひとつ。そうすることで数字上の値引き額は同じでも、オプションを一つサービスで付けてくれたりといった、値引き以外のサービスで差がつくケースもあります。
クロスビーの競合車種といえば
競合車はトヨタのライズとダイハツのロッキー。
これらの車はコンセプトの似ている車両であり、価格帯も同クラスのため有力な競合車になります。
ベースグレードの価格はライズが最も低価格ですが、ライズはグレードによって安全装備である「スマートアシスト」に段階的な差が出てきます。その点クロスビーは中間グレードのMV以上であれば「スズキセーフティサポート」が標準装備されるので、価格と機能のバランスを見極めることが大事です。
また、一見価格の高いホンダヴェゼルやマツダCX-3なども、クロスビーの上位グレードにオプションを複数付けていくことで競合車となりえます。ヴェゼルやCX-3も検討している場合は「値引き込みだとクロスビーと同じ値段で買える」という理由で交渉を進めるのもアリですね。
経営法人が変わるディーラーでの対決も
ライバル車が心許ない、また特に競合らしい競合がない場合には、違う法人のディーラー同士で競わせるのもあり。
トヨタなら全店で同じ車種を取り扱っているので、トヨタ店とネッツ店での比較、またカローラ店とトヨペット店など、同じ車種を違うディーラーで競合比較するのです。
また他のメーカーであれば、東京と埼玉など、隣県のディーラーで競合させたりするのも1つの有効な手段。違う法人同士での競合も、戦略として覚えておくといいでしょう。
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クロスビーの人気グレードは?
人気グレードはMZ。
クロスビーは2020年のマイナーチェンジでMVというグレードが追加され3モデルに増えましたが、それ以前のMXとMZでは、上位グレードのMZが人気です。
MXとMZを比較すると、大きな違いは先進安全装備であるスズキセーフティサポートの有無です。夜間の歩行者も検知する、衝突被害軽減ブレーキ、前後両方向に備えられた誤発進抑制機能、車線からのはみだしを抑制する車線維持支援機能など、事故を未然に防ぐためには欠かせない機能が盛りだくさんになっています。
それ以外には、ヘッドライトのLED化、フォグランプの追加、メッキドアハンドルといったエクステリアの変更。本革巻きのステアリングホイールやシフトノブ、プレミアムUV&IRカットフロントガラスといった内装面の高級感アップや快適性の向上があります。
価格差は25万円ほどありますが、これらの内容を踏まえるとお得感があるのはMZだと言えます。
新たに設定されたMVは中間グレードにあたるのですが、ひとことで言えばMXにスズキセーフティサポートが付いたグレードです。今後、先進安全装備は「あって当たり前」になってくることが予想されるので、リセールを考えたうえでもMV以上のグレードを選択することをおすすめします。
最後に2WDか4WDの選択ですが、ここはリセールにはさほど影響がないので、車の使用環境や好みに応じて選ぶと良いでしょう。
クロスビーの人気の色ってどの色?
人気カラーはキャラバンアイボリーパールメタリック×ホワイト2トーンルーフです。
クロスビーはハスラー同様、たくさんのカラーバリエーションが存在します。シンプルなモノトーンから、ルーフ色が変わる2トーン、更にボディ横のスプラッシュガードの色が変わる3トーンまで、全13カラーものラインナップが用意されています。2トーン以上は価格が4万円程度上乗せになります。
その中でも1番人気なのがアイボリー×白の組み合わせです。ベージュ系の色は若者や女性を中心に人気が高く、クロスビーの購入層にも訴求効果が高い色といえるでしょう。かわいい外観にもとても良くマッチします。
次に人気なのがピュアホワイトパール。定番色がここでも人気です。クロスビーはモールやフェンダーアーチなどの各部に黒色が配置されており、白とのコントラストがクールな印象です。リセールを考えるならこれらの色を選びましょう。しかし、クロスビーは「遊び心」もひとつのテーマになっている車です。長く乗ることを想定しているのであれば、13色の中から自分のお気に入りを見つける。そんな色選びの過程も楽しみたいところです。
現在の納期はどれくらい?
現在の納期は1~2ヶ月ほど。
注文書にサインして契約が完了してから手もとに届くまで、それくらいの期間をみておく必要があります。
下取り車があるようであれば、その間は気をつけて乗らないと、傷が増えたり走行距離が増えると減額されてしまうことになりますね。
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リセールはどれくらい期待ができる?
相場はその時々の状況によりけりなので、あくまで具体的な金額の明言は避けますが、クロスビーは5年乗っても45~50%以上の価値はあると思われます。
もちろん、相場というものはその時々の状況によって変わります。また車の程度によっても変動するため確定するものではありませんが、人気のグレードや装備があればなおさら高値となり、購入しても間違いのない車であると言えるでしょう。
クロスビーのカタログ燃費と実燃費の差
カタログのデータは2WDで18.2km/l、4WDで17.0km/lとなっています。
この数値はWLTCモードという最新の燃費算出方式によるものなので、この数字から極端に外れることはないでしょう。
実際のオーナーたちによる燃費の統計はというと、2WDで16km/l前後、4WDで15km/l前後です。
近年の低燃費なコンパクトカーと比べると見劣りしてしまいますが、競合車であるトヨタライズ、ダイハツロッキーなどと比較すると同程度だということがわかります。コンパクトカーの中でもSUVとしての要素が強い車なので、燃費性能は「そこそこ」といったレベルですね。
クロスビーの競合ライバル車種は
クロスビーの値引き交渉における競合車種はこちら。参考にしてください。
※文中の画像引用はスズキ公式サイトから行いました