ソリオは「小さなクルマ」を得意とするスズキが販売する、コンパクトハイトワゴン。
スズキの大人気軽自動車であるワゴンRをベースに作られた「ワゴンRワイド」というコンパクトカーがソリオのルーツであり、2005年に「ソリオ」の名前で初代が発売されました。
2020年にフルモデルチェンジが行われ、現在のモデルは4代目にあたります。
3代目モデルに引き続き「ハーテクト」という高い剛性と軽量化を両立させた新しいプラットフォームが採用されていますが、前モデルよりも車体サイズが大型化されました。
それにより、取り回しの良さを損なうことなく、より広い居住空間の提供を実現しています。また、先進安全装備である「スズキセーフティサポート」も大幅に改良されています。夜間の歩行者も検知する衝突被害軽減ブレーキをはじめ、前または後への誤発進抑制機能や車線逸脱警報機能、先行車発進お知らせ機能、ヘッドランプのハイビームとロービームを自動で切り替えてくれるハイビームアシストなど、事故を未然に防ぐための機能が盛りだくさんになっています。
室内にはいたるところに小物入れが配置され、USBポートも設置されるなど、利便性も非常に高い車です。その使い勝手の良さから幅広い層に支持され、根強い人気を誇るコンパクトカーとなっています。
ソリオの新車値引き額はどれくらい?
ソリオの値引きは15万円程度を目標に。
2020年末にフルモデルチェンジしたばかりなので、値引きはまだ渋い印象です。しかしながら、前モデルでは平均20万円以上の値引き実例があるので、うまく交渉できれば15万円ほどの値引きは可能でしょう。
スズキには「アリーナ店」という街の整備工場、いわゆるサブディーラーが存在するので、他メーカーと競わせたあとは販売店どうしで競合してみましょう。
ソリオの競合車種といえば
トヨタのルーミーが1番の競合車になります。OEMであるダイハツトール、スバルジャスティとももちろん競合できますが、最も販売台数の多いルーミーが有力でしょう。
荷室の地上高が低く積載性能の高いルーミーですが、先進安全装備や燃費性能に関してはソリオに分がありそう。他に、三菱デリカD2はソリオのOEMなのでほぼ同じ車ですが、販売元が異なるため競わせてみるのもアリです。
ソリオバンディットやハイブリッドモデルなどの上位グレードを検討している場合はホンダのフリードなども競合車となります。
経営法人が変わるディーラーでの対決も
ライバル車が心許ない、また特に競合らしい競合がない場合には、違う法人のディーラー同士で競わせるのもあり。
トヨタなら全店で同じ車種を取り扱っているので、トヨタ店とネッツ店での比較、またカローラ店とトヨペット店など、同じ車種を違うディーラーで競合比較するのです。
また他のメーカーであれば、東京と埼玉など、隣県のディーラーで競合させたりするのも1つの有効な手段。違う法人同士での競合も、戦略として覚えておくといいでしょう。
そして値引きをうまく引き出すには、とにかく難しいことは考えなくて大丈夫。以下のポイントを注意して交渉するようにしましょう。
自分から値引き金額を言わない
せっかく情報収集した値引き金額を、あっさり営業マンに言ってしまう人がいます。面倒な交渉をしたくないというお気持ちはわかるのですが、ちょっとそこは慎重に考えたいところです。
だいたいどんな車種でも、平均的な値引きの金額は、新車価格から10~15%前後と言われていて、300万円のクルマであれば、30万円から40万円が一般的な値引き額です。
そして、その希望した値引き額が「難しい金額」なら、一瞬で嫌悪感を持たれてしまいますし、その逆に「値引きできる金額」であれば、本来もっとあったはずの値引きが少なくなって、大損してしまうことにもなりかねません。
営業マンは値段交渉よりもしっかりとした商品説明をしたいので、面倒かもしれませんが、じっくりと商品説明を聞いてあげた後に値段交渉に入るようにしましょう。
同一クラスの車種と比較
例として、ホンダのフィットならトヨタでいえばヤリス。日産のセレナであればトヨタのノアやヴォクシーのように、必ずどのメーカーも同一クラスの車種が存在します。
「向こうのクルマもいいけど、こっちのクルマもいいね。自分はどっちでもいいんだけどなぁ…」
などということで、最後は
値引きで戦うしかなくなってしまう
ように仕向けていくのです。事実、営業マンはこうした話のやり取りのシミュレーションを勉強させられます。役者になって、うまくそこを突くようにすると、値引き額はグッとアップするのは間違いありません。
架空の人物の存在を匂わす
自分に決定権がないように演じるのも有効な手。
あと一歩の値引きを引き出すために、若い方や女性の方であれば親御さん、男性であれば奥様の存在を匂わせてみましょう。
「私はこの値段でもいいのですが、父(妻など)がもう少しなんとかならんかと言っています」
と、ヒトコト入れるだけで、最後のひと押しに役立ちますね。
下取りでチョロまかされるな
値引きをマックスまで引き上げることができたのなら、最後は下取り車両の値上げ交渉。
” 値引きと下取り合算でこれだけ… ”
の甘い言葉には騙されてはいけません。
- 値引き額は値引き額として
- 下取り額は下取り額として
きちんと算出してもらうことが大切です。
その上で提示された下取り額を、ディーラーだけでなく、他の買取店などと比較するようにしましょう。
せっかく頑張って値引き交渉しても、下取りをポイッとディーラーへ投げてしまうのはかなりの愚行です。
こんなデータがあります。
車種名 | ディーラー価格 | 買取店価格 |
---|---|---|
フィット |
67万円 | 102万円 |
アルファード |
245万円 | 290万円 |
プリウス |
75万円 | 95万円 |
ハイエース |
140万円 | 180万円 |
オデッセイ |
70万円 | 82万円 |
ディーラーと買取店の査定額の差。
たいていの車種において、買取店の査定額が上回っているのがわかります。
それは、未だに減価償却方式で査定しているディーラーと、市場の需要によって査定額を決めている買取店の金額の違い。もちろん、稀にディーラーの方がいい値段をつけることもありますが、
事前に愛車の価格を調べておくと強い
ですよね。なので、まずはこちらで下取りするお車の価格を調べておくと良いでしょう。
もちろん「納得しなければ売る必要はない」ので、事前準備のつもりで入力してみましょう。
お客様の愛車の概算価格は…
780,000~880,000
こうしてわかるとかなり便利ですよね? この価格を見てからディーラーに下取金額のアップを迫る。するとディーラーも頑張らざるを得ませんよね。
結果的にこうなると嬉しくないですか?
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ソリオの人気グレードは?
人気はベースグレードのGです。
これは3代目のデータになりますが、モデルチェンジ後もグレード間の装備や価格差に大きな変更はないので、人気の傾向も変わらないとみていいでしょう。
ソリオにはマイルドハイブリッドを搭載したハイブリッドMX、MVというグレードが存在しますが、あくまで補助的な装置のため燃費自体はカタログ値で0.6km/lしか変わりません。
しかしその価格はというと、中間グレードのMVでも27万円も高額になっています。他にも全車速追従機能付のアダプティブクルーズコントロールや、内装の収納類やUSBポートの追加など、細かい変更点はありますが、やはり30万円近い価格差は大きく感じます。
スズキセーフティサポートは全グレードで設定があるので、快適性はやや劣っても安全性能が同じなら安いほうを、といった方が多いのでしょう。
また、同じハイブリッドモデルでもソリオバンディットの人気は好調のようです。これはハイブリッド目的というより、その外観や内装に惹かれての購入する方が多いのでしょう。
ソリオを買うならG。高額なハイブリッドモデルを買うならソリオバンディット。リセールを考えるならこのような選択をおすすめします。
ソリオの人気の色ってどの色?
人気カラーはピュアホワイトパールとスーパーブラックパールです。定番のカラーですが、どちらもソリオの上品な外観にはピッタリです。誰からも受け入れられる色なのでリセールも高くなります。
この2色以外に6つのカラーが存在しますが、その中ではメロウディープレッドパールが人気です。ワインのように深みのある赤で、とても気品のある色です。ソリオバンディットのイメージカラーでもあるので、定番色では物足りないという方におすすめです。
現在の納期はどれくらい?
現在の納期は2~3ヶ月ほど。
注文書にサインして契約が完了してから手もとに届くまで、それくらいの期間をみておく必要があります。
下取り車があるようであれば、その間は気をつけて乗らないと、傷が増えたり走行距離が増えると減額されてしまうことになりますね。
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リセールはどれくらい期待ができる?
相場はその時々の状況によりけりなので、あくまで具体的な金額の明言は避けますが、廉価グレードほど低い傾向にあり、5年乗って45%ぐらいの価値はあると思われます。
もちろん、相場というものはその時々の状況によって変わります。また車の程度によっても変動するため確定するものではありませんが、人気のグレードや装備があればなおさら高値となり、購入しても間違いのない車であると言えるでしょう。
ソリオのカタログ燃費と実燃費の差
2WDでのカタログ値は、ハイブリッドモデルが19.6㎞/l、ガソリンエンジンモデルで19.0㎞/lとなっています。
WLTCモードという最新の燃費算出方式での数値なので、ここから大きく外れるといったことは無いでしょう。実際のソリオオーナーたちの燃費はというと、どちらのモデルも17km/l前後となっています。スズキのマイルドハイブリッドはあくまで補助的なものなので、燃費に大きな差は無いようです。
しかし意外なメリットとして、アイドリングストップ後のエンジン再始動時「キュルキュル」と不快な音がしないといったこともあるので、メリットとデメリットをしっかり理解して、ご自身に最適な車選びを心掛けましょう。
ソリオの競合ライバル車種は
ソリオの値引き交渉における競合車種はこちら。参考にしてください。
※文中の画像引用はスズキ公式サイトから行いました