圧倒的女性人気を誇るスズキのアルトラパン。
女性目線で開発が行われ、使いやすさを重視した収納スペースや丸みを帯びたデザインなど、
“身近な雑貨や家具のような愛着のもてる道具”
というコンセプトが有名です。
デザインもさることながら、注目すべきはその燃費の良さ。軽自動車の中でもトップを争うと言っても過言ではありません。小回りが利きき運転しやすいことから、日常的な買い物や通勤など使い勝手の良さが魅力の車です。
現在のモデルは2015年6月に販売開始した3代目で、直近では2020年10月にマイナーチェンジが加えられました。2代目から引き継いだウサギのモチーフに加え、更にまるく、しかくいデザインになりました。
可愛らしさだけではない、大人っぽさをテーマにした特別仕様車「ラパンモード」も展開されています。
ラパンの新車値引き額はどれくらい?
発売からすでに数年経過しており、他の人気の車種よりも比較的値引き商談がしやすいラパン。値引き額は、15~20万円を目指したいところです。
競合車を仕掛けても値引きが渋いようならば、サブディーラーも絡めて商談に望みましょう。オプション値引きは20~25%を目標に。
ラパンの競合車種といえば
女性人気の高さから、やはりダイハツのミラトコットが直接のライバル。デザインの可愛さという点では、同じくダイハツのムーヴキャンバスも競合車として挙げられるでしょう。
また、コンパクトで小回りが利き、車庫入れや駐車など運転がしやすいという点では、ホンダのN-BOXやダイハツタントなども競合車として値引き交渉の材料にできますね。
経営法人が変わるディーラーでの対決も
ライバル車が心許ない、また特に競合らしい競合がない場合には、違う法人のディーラー同士で競わせるのもあり。
トヨタなら全店で同じ車種を取り扱っているので、トヨタ店とネッツ店での比較、またカローラ店とトヨペット店など、同じ車種を違うディーラーで競合比較するのです。
また他のメーカーであれば、東京と埼玉など、隣県のディーラーで競合させたりするのも1つの有効な手段。違う法人同士での競合も、戦略として覚えておくといいでしょう。
そして値引きをうまく引き出すには、とにかく難しいことは考えなくて大丈夫。以下のポイントを注意して交渉するようにしましょう。
自分から値引き金額を言わない
せっかく情報収集した値引き金額を、あっさり営業マンに言ってしまう人がいます。面倒な交渉をしたくないというお気持ちはわかるのですが、ちょっとそこは慎重に考えたいところです。
だいたいどんな車種でも、平均的な値引きの金額は、新車価格から10~15%前後と言われていて、300万円のクルマであれば、30万円から40万円が一般的な値引き額です。
そして、その希望した値引き額が「難しい金額」なら、一瞬で嫌悪感を持たれてしまいますし、その逆に「値引きできる金額」であれば、本来もっとあったはずの値引きが少なくなって、大損してしまうことにもなりかねません。
営業マンは値段交渉よりもしっかりとした商品説明をしたいので、面倒かもしれませんが、じっくりと商品説明を聞いてあげた後に値段交渉に入るようにしましょう。
同一クラスの車種と比較
例として、ホンダのフィットならトヨタでいえばヤリス。日産のセレナであればトヨタのノアやヴォクシーのように、必ずどのメーカーも同一クラスの車種が存在します。
「向こうのクルマもいいけど、こっちのクルマもいいね。自分はどっちでもいいんだけどなぁ…」
などということで、最後は
値引きで戦うしかなくなってしまう
ように仕向けていくのです。事実、営業マンはこうした話のやり取りのシミュレーションを勉強させられます。役者になって、うまくそこを突くようにすると、値引き額はグッとアップするのは間違いありません。
架空の人物の存在を匂わす
自分に決定権がないように演じるのも有効な手。
あと一歩の値引きを引き出すために、若い方や女性の方であれば親御さん、男性であれば奥様の存在を匂わせてみましょう。
「私はこの値段でもいいのですが、父(妻など)がもう少しなんとかならんかと言っています」
と、ヒトコト入れるだけで、最後のひと押しに役立ちますね。
下取りでチョロまかされるな
値引きをマックスまで引き上げることができたのなら、最後は下取り車両の値上げ交渉。
” 値引きと下取り合算でこれだけ… ”
の甘い言葉には騙されてはいけません。
- 値引き額は値引き額として
- 下取り額は下取り額として
きちんと算出してもらうことが大切です。
その上で提示された下取り額を、ディーラーだけでなく、他の買取店などと比較するようにしましょう。
せっかく頑張って値引き交渉しても、下取りをポイッとディーラーへ投げてしまうのはかなりの愚行です。
こんなデータがあります。
車種名 | ディーラー価格 | 買取店価格 |
---|---|---|
フィット |
67万円 | 102万円 |
アルファード |
245万円 | 290万円 |
プリウス |
75万円 | 95万円 |
ハイエース |
140万円 | 180万円 |
オデッセイ |
70万円 | 82万円 |
ディーラーと買取店の査定額の差。
たいていの車種において、買取店の査定額が上回っているのがわかります。
それは、未だに減価償却方式で査定しているディーラーと、市場の需要によって査定額を決めている買取店の金額の違い。もちろん、稀にディーラーの方がいい値段をつけることもありますが、
事前に愛車の価格を調べておくと強い
ですよね。なので、まずはこちらで下取りするお車の価格を調べておくと良いでしょう。
もちろん「納得しなければ売る必要はない」ので、事前準備のつもりで入力してみましょう。
お客様の愛車の概算価格は…
780,000~880,000
こうしてわかるとかなり便利ですよね? この価格を見てからディーラーに下取金額のアップを迫る。するとディーラーも頑張らざるを得ませんよね。
結果的にこうなると嬉しくないですか?
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ラパンの人気グレードは?
現在展開されているグレードは、G、L、X、特別仕様車のラパンモードの4つです。
人気なのは、最上級グレードのX。
ツートーンカラーが選べるのは、4つのグレードのうち最上級のXのみです。デザイン性がポイントのひとつである車ゆえに、車体カラーがモノトーン含め14色から選べるのは嬉しい点。また、内装シートカラーをキャメルとブラックから選ぶことができるのもXのみとなっています。
さらに、空気をさわやかにしてくれるだけでなく、髪や肌にも優しい、ナノイー搭載のフルエアコンが装備されているのもXのみ。メインターゲットである女性には嬉しい大きな特徴といえますね。
他にも、99%ものUVカットを叶えたIRカットガラスの搭載や、メッキドアハンドル、ドアミラーにはLEDサイドターンランプ、14インチのアルミホイールが採用されるなど、他のグレードに圧倒的な差をつけています。
外観デザインよりも「装備と価格のバランスをとりたい」という場合には、Lを選択するのも手です。グレードが上がるにつれて本体価格はもちろん高くなりますが、最低グレードであるGを除く3グレードの燃費性能は同じ。Lは最もバランスのとれたグレードと言えます。
ボディカラーにはあまりこだわらない、むしろシックな印象が好きという方は、モードがオススメです。
「大人の、きゅん。」というキャッチフレーズの通り、外装は大人っぽさ、落ち着きをテーマにし、内装はネイビー基調で統一。インパネには、ブラックパールのガーニッシュやヘリンボーン柄の木目調素材が採用されるなど、こだわりが光ります。
通常はXグレードにのみ装備されているナノイー搭載フルオートエアコン、ステアリングオーディオスイッチが、はじめから装備されているのも注目したいところ。X並みの装備を持ちながらも、本体価格はXよりも安いため、より快適に乗りたいという方にはオススメですね。
ラパンの人気の色ってどの色?
一番人気は、フォーンベージュメタリック(XVG)。淡い色使いが優しい、女性好みのオシャレなカラーです。ツートーンでルーフをホワイトにすれば、更に可愛らしさが加わります。他の車種ではあまり見ない色味であることも、人気のポイントと言えるでしょう。
シックな色味であれば、アーバンブラウンパールメタリック(XSF)や、特別仕様車「ラパンモード」のイメージカラーでもあるネイビーのノクターンブルーパール(XJP)が人気です。
ダークブラウンカラーは、ブラックとも見間違えるほどの深い色味で大人な印象。その人気は初代から現在まで衰えません。
現在の納期はどれくらい?
現在の納期は1~2ヶ月ほど。
注文書にサインして契約が完了してから手もとに届くまで、それくらいの期間をみておく必要があります。
下取り車があるようであれば、その間は気をつけて乗らないと、傷が増えたり走行距離が増えると減額されてしまうことになりますね。
2
リセールはどれくらい期待ができる?
相場はその時々の状況によりけりなので、あくまで具体的な金額の明言は避けますが、ラパンは人気の車種ということもあって、5年乗っても55%以上の価値はあると思われます。
もちろん、相場というものはその時々の状況によって変わります。また車の程度によっても変動するため確定するものではありませんが、人気のグレードや装備があればなおさら高値となり、購入しても間違いのない車であると言えるでしょう。
ラパンのカタログ燃費と実燃費の差
カタログ燃費は、2WDで35.6km/L、4WDで33.2km/Lとなっていますが、ここまでの数値で走るにはかなりのエコドライブを徹底する必要があるでしょう。ストレスなく運転していくとなると、実燃費は20~25km/Lといったところのようです。
この数字は、他社の軽自動車と比べてもトップクラス。ラパンのベースモデルである「アルト」と共に、燃費の良さはかなりの評価ポイントとなりそうです。
冬場は20km/Lを下回るという声もあれば、高速道路の速度80km走行や平均燃費系で27km/Lだったという嬉しい報告もあるようです。乗り方によっても差がでてくると考えておいてよいでしょう。
ちなみに最下位グレードG以外の3つのグレードには、アイドリングストップほか、エコクールやエネチャージといった、燃費向上のための機能が標準装備されています。
ラパンの競合ライバル車種は
ラパンの値引き交渉における競合車種はこちら。参考にしてください。
※文中の画像引用はスズキ公式サイトから行いました