シャトルはホンダのコンパクトステーションワゴン。
初代モデルの登場は2011年。ホンダの大ヒットコンパクトカー「フィット」の派生モデルとして、フィットシャトルの名で誕生。
その後2015年に車名を「シャトル」に変更。独立モデルとしての販売が開始されました。
フィットの名称は削除されたものの、プラットフォームや基本的なデザインなどはフィットがベースになっています。
ガソリンエンジンモデルでは搭載されるエンジンに違いがありますが、ハイブリッドモデルのパワートレインはフィットと共通。
誕生以来、常に高い人気を誇ってきたフィットがベースになっているので、基本性能はお墨付き。そしてなんといってもシャトルには、クラス最大級の広い荷室が存在します。最大で1141Lという大容量の荷室に、ホンダらしい低床低重心構造も相まって、荷物の積み下ろしも無理のない姿勢で行えます。
さらにはシートアレンジも多彩なので、どんなシーンでも活躍してくれるでしょう。
また、上位グレードには車体の沈み量に応じて減衰力が変化する振幅感応型ダンパが採用されており、この結果積載量に左右されない、快適な乗り心地と、操縦安定性が確保されています。
2019年のマイナーチェンジでは、フロントフェイスや各ライト類の変更、メッキパーツの追加が施され、より上質で洗練されたデザインへと進化しました。
まさに基本性能と利便性を兼ね備えた、上質でコストパフォーマンスの高い1台と言えるでしょう。
シャトルの新車値引き額はどれくらい?
シャトルの値引きは25万円を目標に。
2019年のマイナーチェンジから1年以上が経過したので、値引きも徐々に緩んできている傾向。値引き実例も平均で20万円以上は出ているので、確実に交渉を進めればそのあたりまでは十分可能でしょう。
まずはライバル車と競合させある程度の値引きを引き出しましょう。そして最終的にはホンダ同士の競合に持ち込むのが有効。
ホンダは「ホンダカーズ○○」といったかたちで、ひとつの地域に複数の異資本のディーラーが存在します。
特に決算期などは販売台数を稼ぎたいという販売店の思惑があるので、この時期に合わせられれば大きな値引きが引き出せるかもしれません。
シャトルの競合車種といえば
トヨタカローラツーリング、スバルインプレッサスポーツ、マツダ3ファストバックなどが競合車です。
この中でも同じステーションワゴンで、ハイブリッドモデルも設定する、カローラツーリングは一番のライバル車です。
カローラツーリングは人気も高いため、ホンダの営業マンも意識している車です。
一方、価格に関してはカローラツーリングの方が高価なため、カローラツーリングが第一候補だが予算の関係でシャトルも検討している、といったスタンスで、シャトルハイブリッドとカローラツーリングのガソリンエンジンモデルを競合させるのも有効でしょう。
経営法人が変わるディーラーでの対決も
ライバル車が心許ない、また特に競合らしい競合がない場合には、違う法人のディーラー同士で競わせるのもあり。
トヨタなら全店で同じ車種を取り扱っているので、トヨタ店とネッツ店での比較、またカローラ店とトヨペット店など、同じ車種を違うディーラーで競合比較するのです。
また他のメーカーであれば、東京と埼玉など、隣県のディーラーで競合させたりするのも1つの有効な手段。違う法人同士での競合も、戦略として覚えておくといいでしょう。
そして値引きをうまく引き出すには、とにかく難しいことは考えなくて大丈夫。以下のポイントを注意して交渉するようにしましょう。
自分から値引き金額を言わない
せっかく情報収集した値引き金額を、あっさり営業マンに言ってしまう人がいます。面倒な交渉をしたくないというお気持ちはわかるのですが、ちょっとそこは慎重に考えたいところです。
だいたいどんな車種でも、平均的な値引きの金額は、新車価格から10~15%前後と言われていて、300万円のクルマであれば、30万円から40万円が一般的な値引き額です。
そして、その希望した値引き額が「難しい金額」なら、一瞬で嫌悪感を持たれてしまいますし、その逆に「値引きできる金額」であれば、本来もっとあったはずの値引きが少なくなって、大損してしまうことにもなりかねません。
営業マンは値段交渉よりもしっかりとした商品説明をしたいので、面倒かもしれませんが、じっくりと商品説明を聞いてあげた後に値段交渉に入るようにしましょう。
同一クラスの車種と比較
例として、ホンダのフィットならトヨタでいえばヤリス。日産のセレナであればトヨタのノアやヴォクシーのように、必ずどのメーカーも同一クラスの車種が存在します。
「向こうのクルマもいいけど、こっちのクルマもいいね。自分はどっちでもいいんだけどなぁ…」
などということで、最後は
値引きで戦うしかなくなってしまう
ように仕向けていくのです。事実、営業マンはこうした話のやり取りのシミュレーションを勉強させられます。役者になって、うまくそこを突くようにすると、値引き額はグッとアップするのは間違いありません。
架空の人物の存在を匂わす
自分に決定権がないように演じるのも有効な手。
あと一歩の値引きを引き出すために、若い方や女性の方であれば親御さん、男性であれば奥様の存在を匂わせてみましょう。
「私はこの値段でもいいのですが、父(妻など)がもう少しなんとかならんかと言っています」
と、ヒトコト入れるだけで、最後のひと押しに役立ちますね。
下取りでチョロまかされるな
値引きをマックスまで引き上げることができたのなら、最後は下取り車両の値上げ交渉。
” 値引きと下取り合算でこれだけ… ”
の甘い言葉には騙されてはいけません。
- 値引き額は値引き額として
- 下取り額は下取り額として
きちんと算出してもらうことが大切です。
その上で提示された下取り額を、ディーラーだけでなく、他の買取店などと比較するようにしましょう。
せっかく頑張って値引き交渉しても、下取りをポイッとディーラーへ投げてしまうのはかなりの愚行です。
こんなデータがあります。
車種名 | ディーラー価格 | 買取店価格 |
---|---|---|
フィット |
67万円 | 102万円 |
アルファード |
245万円 | 290万円 |
プリウス |
75万円 | 95万円 |
ハイエース |
140万円 | 180万円 |
オデッセイ |
70万円 | 82万円 |
ディーラーと買取店の査定額の差。
たいていの車種において、買取店の査定額が上回っているのがわかります。
それは、未だに減価償却方式で査定しているディーラーと、市場の需要によって査定額を決めている買取店の金額の違い。もちろん、稀にディーラーの方がいい値段をつけることもありますが、
事前に愛車の価格を調べておくと強い
ですよね。なので、まずはこちらで下取りするお車の価格を調べておくと良いでしょう。
もちろん「納得しなければ売る必要はない」ので、事前準備のつもりで入力してみましょう。
お客様の愛車の概算価格は…
780,000~880,000
こうしてわかるとかなり便利ですよね? この価格を見てからディーラーに下取金額のアップを迫る。するとディーラーも頑張らざるを得ませんよね。
結果的にこうなると嬉しくないですか?
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シャトルの人気グレードは?
人気はハイブリッドX。
シャトルのグレード構成は下から、G、ハイブリッド、ハイブリッドX、ハイブリッドZとなっています。
ガソリンエンジンモデルは1グレードしかなく、装備も最低限といった仕様なので、全体的にはハイブリッドモデルが人気。メーカーとしても、より走行性能や燃費性能の高いハイブリッドモデルを売りたいのでしょう。
中でもハイブリッドXは、LEDヘッドライト&フォグランプや、サイドカーテンエアバッグといった安全装備や運転支援機能が充実するほか、左右独立のフルオートエアコンやシートヒーターといった快適装備の標準化、後部座席の背もたれに小物入れが装備されるマルチユースバスケットなども追加され、利便性も向上しています。
さらには、車体の沈み量に応じて減衰力が変化する振幅感応型ダンパもハイブリッドX以上のみに採用されるものなので、ハイブリッドとの価格差27万円ほどを考慮しても、お得感のあるグレードと言えます。
一方、リセールに関してはガソリンエンジンモデルが比較的高い傾向にあるので「手軽にシャトルを楽しみたい」といった方には、Gもおすすめです。
シャトルの人気の色ってどの色?
人気カラーはプラチナホワイトパールとミッドナイトブルービームメタリック。
シャトルのカラーラインナップは全8色で、グレードによるボディカラーの差はありません。中でも1番人気は定番色であるホワイトパール。シャトルのシンプルかつシャープなデザインには、煌びやかなホワイトパールがよく合います。
同じく定番色のクリスタルブラックパールも安定の人気。人やシーンを選ばない色なのでリセールも高く、こだわりがない方にはどちらかをおすすめします。
2番人気となったミッドナイトブルービームメタリックは、紺に近い青色で、シャトルのシックな雰囲気をより高めてくれるカラーです。上品な色ながら個性も出せる色なので、気に入った方には満足度の高い色と言えるでしょう。
現在の納期はどれくらい?
現在の納期は2ヶ月ほど。
注文書にサインして契約が完了してから手もとに届くまで、それくらいの期間をみておく必要があります。
下取り車があるようであれば、その間は気をつけて乗らないと、傷が増えたり走行距離が増えると減額されてしまうことになりますね。
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リセールはどれくらい期待ができる?
相場はその時々の状況によりけりなので、あくまで具体的な金額の明言は避けますが、シャトルは人気の車種ということもあって、5年乗っても60%以上の価値はあると思われます。
もちろん、相場というものはその時々の状況によって変わります。また車の程度によっても変動するため確定するものではありませんが、人気のグレードや装備があればなおさら高値となり、購入しても間違いのない車であると言えるでしょう。
シャトルのカタログ燃費と実燃費の差
カタログ値はグレードや駆動方式により、17.2km/l~25.2km/lとなっています。
WLTCモードという最新の燃費算出方式による数値なので、ここから大きく外れる心配は無いでしょう。
ハイブリッドモデルで燃費に差があるのは、装備による重量の違いや、アルミホイールの違いによる影響が大きいのでしょう。
そして気になるシャトルオーナーたちの実燃費はというと、ガソリン車で18km/l前後、ハイブリッドの2WDで20km/l前後、4WDで17km/l前後となっています。
ガソリン車に関してはカローラツーリングやマツダ3のディーゼル車に勝るほどの数値です。ハイブリッドモデルでも、カローラツーリングといい勝負であり、このクラスのステーションワゴンではトップクラスの燃費性能であることがわかります。
長距離ドライバーにはうれしいポイントですね。
シャトルの競合ライバル車種は
シャトルの値引き交渉における競合車種はこちら。参考にしてください。
トヨタ カローラツーリング
カローラツーリングはトヨタのステーションワゴン。現行型は12代目。
フロントマスクにはキーンルックを採用しており、中心のエンブレムからV字に広がるフロントグリルに、釣り目のヘッドライトが迫力を出しています。また、傾斜が付いたAピラー、大胆にキックアップされたキャラクターラインも相まって、よりスタイリッシュになりました。
“あなたの真ん中へ。この世界の真ん中へ。”
というキャッチフレーズ通り、ミリ波レーダーやソナーを利用した安全性能の向上、走行面では燃費や最小回転半径などの改善が行われ、ますますドライブが楽しいクルマになっています。
スバル インプレッサスポーツ
インプレッサはスバルを代表するスポーツカー。
その歴史は古く、初代の登場は1992年に遡ります。
高出力かつ重量バランスに優れた水平対向エンジン。そのエンジンの力を余すことなく四輪に伝える4WDシステム。WRCでの活躍や某走り屋漫画の影響もあり、またたく間に人気車種へと成長しました。その後、幾多の改良やモデルチェンジを重ね、2016年に現行の5代目インプレッサが誕生。セダンタイプとハッチバックタイプが選べる点や、水平対向エンジンや4WDシステムなど、基本的なコンセプトは初代から脈々と受け継がれていますが、その中身は確実に進化しています。
まずプラットフォームには「SGP」と言われるスバルの最新のシャーシが採用され、走行フィールや操縦安定性の向上が図られました。
またエンジンにも軽量化や直噴化が施され、よりパフォーマンスが高められています。
さらには予防安全装置の「アイサイト」もアップデートされており、ステアリング操作を支援するアクティブレーンキープやクルーズコントロール作動時の車線中央維持機能が追加されています。このように高次元の、走行性能、独自性、安全性を誇るインプレッサは、スバルファンのみならず様々な層から評価され、そのブランドを確固たるものにしています。
マツダ3 ファストバック
マツダ3は、2003年に発売されたアクセラの後継モデルであり、4代目に当たります。
2019年からグローバルネームであるマツダ3を国内でも使うようになりました。2020年にはワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤーを受賞し、そのデザインは世界で高く評価され、走行性能や快適な居住性能を両立させた新世代車両構造技術、スカイアクティブ、ディーゼル、マイルドハイブリッドのラインナップで、とても多くの方に支持されている車種といえます。
※文中の画像引用はホンダ公式サイトから行いました