セレナは日産の誇るミドルクラスのミニバン。
ミニバンクラスの中で最も広い室内、大きなボディ、そしてコストパフォーマンスが優れていることで注目を集めており、現在のモデルは2016年に登場した5代目になります。
やはりミニバンなので、お子さんがいるファミリー層に大変人気の王道モデル。3年連続でミニバン販売台数NO.1を達成していることからも、人気の高さがうかがえますね。
セレナの新車値引き額はどれくらい?
セレナの値引き目標額は40~50万円です。
購入時期が決算期だったり、かなり高額なオプションをつけていた場合には、60万円以上の値引き成功例もあります。
イマイチ値引き額に納得いかないようであれば、まずは車体本体とオプションの値引きの割合を確認しましょう。車体本体の値引きには限界があるため、狙いはオプション部分です。人気の後席専用モニターやカーナビ、ドライブレコーダーなどをつけることでオプションからの値引きを引き出したり、競合車を引き合いに出したりと工夫を凝らして値引きを迫りましょう。
セレナの競合車種といえば
上記の値引き交渉のポイントにもなるセレナの競合車種ですが、トヨタのノア・ヴォクシー、ホンダのステップワゴンなどが挙げられます。競合車の見積もりをしっかり提示して、少しでもお得な値引き交渉を目指しましょう。
経営法人が変わるディーラーでの対決も
ライバル車が心許ない、また特に競合らしい競合がない場合には、違う法人のディーラー同士で競わせるのもあり。
トヨタなら全店で同じ車種を取り扱っているので、トヨタ店とネッツ店での比較、またカローラ店とトヨペット店など、同じ車種を違うディーラーで競合比較するのです。
また他のメーカーであれば、東京と埼玉など、隣県のディーラーで競合させたりするのも1つの有効な手段。違う法人同士での競合も、戦略として覚えておくといいでしょう。
そして値引きをうまく引き出すには、とにかく難しいことは考えなくて大丈夫。以下のポイントを注意して交渉するようにしましょう。
自分から値引き金額を言わない
せっかく情報収集した値引き金額を、あっさり営業マンに言ってしまう人がいます。面倒な交渉をしたくないというお気持ちはわかるのですが、ちょっとそこは慎重に考えたいところです。
だいたいどんな車種でも、平均的な値引きの金額は、新車価格から10~15%前後と言われていて、300万円のクルマであれば、30万円から40万円が一般的な値引き額です。
そして、その希望した値引き額が「難しい金額」なら、一瞬で嫌悪感を持たれてしまいますし、その逆に「値引きできる金額」であれば、本来もっとあったはずの値引きが少なくなって、大損してしまうことにもなりかねません。
営業マンは値段交渉よりもしっかりとした商品説明をしたいので、面倒かもしれませんが、じっくりと商品説明を聞いてあげた後に値段交渉に入るようにしましょう。
同一クラスの車種と比較
例として、ホンダのフィットならトヨタでいえばヤリス。日産のセレナであればトヨタのノアやヴォクシーのように、必ずどのメーカーも同一クラスの車種が存在します。
「向こうのクルマもいいけど、こっちのクルマもいいね。自分はどっちでもいいんだけどなぁ…」
などということで、最後は
値引きで戦うしかなくなってしまう
ように仕向けていくのです。事実、営業マンはこうした話のやり取りのシミュレーションを勉強させられます。役者になって、うまくそこを突くようにすると、値引き額はグッとアップするのは間違いありません。
架空の人物の存在を匂わす
自分に決定権がないように演じるのも有効な手。
あと一歩の値引きを引き出すために、若い方や女性の方であれば親御さん、男性であれば奥様の存在を匂わせてみましょう。
「私はこの値段でもいいのですが、父(妻など)がもう少しなんとかならんかと言っています」
と、ヒトコト入れるだけで、最後のひと押しに役立ちますね。
下取りでチョロまかされるな
値引きをマックスまで引き上げることができたのなら、最後は下取り車両の値上げ交渉。
” 値引きと下取り合算でこれだけ… ”
の甘い言葉には騙されてはいけません。
- 値引き額は値引き額として
- 下取り額は下取り額として
きちんと算出してもらうことが大切です。
その上で提示された下取り額を、ディーラーだけでなく、他の買取店などと比較するようにしましょう。
せっかく頑張って値引き交渉しても、下取りをポイッとディーラーへ投げてしまうのはかなりの愚行です。
こんなデータがあります。
車種名 | ディーラー価格 | 買取店価格 |
---|---|---|
フィット |
67万円 | 102万円 |
アルファード |
245万円 | 290万円 |
プリウス |
75万円 | 95万円 |
ハイエース |
140万円 | 180万円 |
オデッセイ |
70万円 | 82万円 |
ディーラーと買取店の査定額の差。
たいていの車種において、買取店の査定額が上回っているのがわかります。
それは、未だに減価償却方式で査定しているディーラーと、市場の需要によって査定額を決めている買取店の金額の違い。もちろん、稀にディーラーの方がいい値段をつけることもありますが、
事前に愛車の価格を調べておくと強い
ですよね。なので、まずはこちらで下取りするお車の価格を調べておくと良いでしょう。
もちろん「納得しなければ売る必要はない」ので、事前準備のつもりで入力してみましょう。
お客様の愛車の概算価格は…
780,000~880,000
こうしてわかるとかなり便利ですよね? この価格を見てからディーラーに下取金額のアップを迫る。するとディーラーも頑張らざるを得ませんよね。
結果的にこうなると嬉しくないですか?
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セレナの人気グレードは?
一番の売れ筋であり、人気のグレードはe-POWER ハイウェイスターV。
基本的な動力がエンジンで、アシストにモーターを使っているS-HYBRIDと、100%モーターだけで走り、エンジンはモーターを動かすためだけのe-POWER。セレナにはこの2種類のハイブリッドがあります。人気は100%モーターで走るe-POWERに集中しているのです。
そしてそれぞれにベースクラスのX、ミドルクラスのXV、ハイクラスのGの3つのグレードがあります。さらに外装のデザインのグレードとして、ノーマルボディと、スポーティグレードのハイウェイスターに分かれるのです。
e-POWERはS-HYBRIDに比較して、燃費が良く力強い加速を感じられます。またブレーキを踏まずに減速が可能なため、アクセルやブレーキの踏む回数が減り、疲労度がだいぶ軽減されるでしょう。
ただし、e-POWERは走行用のバッテリーを設置する分、7人乗りの設定しかないため、8人乗りが必要な場合は無条件にS-HYBRID一択になります。
グレードに関しては、ミドルクラスのXVにすると、手が塞がっていてもスイッチを1回押すだけで解錠し、ドアがオープンする「ワンタッチオートスライドドア」や、脚を楽に伸ばせたり、お子さんを余裕で着替えさせられる広いスペースがとれたりする、便利な「超ロングスライド+横スライド」のセカンドシートが標準装備されています。
スポーティグレードのハイウェイスターを選ぶと、シート地がトリコットとジャカードのコンビシートに変わり、ハイウェイスター専用の外装によって高級感がかなり増します。同時に3ナンバーになりますが、自動車税は排気量、自動車重量税は名前の通り自動車の重量によって変わるため、自動車税は同じなので安心してください。
セレナの人気の色ってどの色?
人気のカラーは白と黒です。白は3重の塗装による繊細な輝きが美しいブリリアントホワイトパール(QAB)、黒は重厚感と艶感が美しいダイヤモンドブラック(G41)です。
特別塗装色として別途費用がかかりますが、人気のカラーは将来買い換えるときに有利になります。また、セレナはツートンカラーが特別塗装色として選択できます。ルーフを黒としてボディをお好みの色にすると、他とはちょっと差別化が図れますね。組み合わせとしてはルーフが黒でボディは白(XAM)が人気です。
当然ですが、カラーはお好みの色を選択するのが一番いいのは言うまでもありません。ですがあまり不人気な色を選択してしまうと売却時に後悔する可能性が出ることは、知っておくといいでしょう。
現在の納期はどれくらい?
現在の納期は1~3ヶ月ほど。
注文書にサインして契約が完了してから手もとに届くまで、それくらいの期間をみておく必要があります。
下取り車があるようであれば、その間は気をつけて乗らないと、傷が増えたり走行距離が増えると減額されてしまうことになりますね。
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リセールはどれくらい期待ができる?
相場はその時々の状況によりけりなので、あくまで具体的な金額の明言は避けますが、セレナは5年乗っても42%以上の価値はあると思われます。
もちろん、相場というものはその時々の状況によって変わります。また車の程度によっても変動するため確定するものではありませんが、人気のグレードや装備があればなおさら高値となり、購入しても間違いのない車であると言えるでしょう。
セレナのカタログ燃費と実燃費の差
カタログ上では2WDで市街地を走るとe-POWERで17.5km/l、S-HYBRIDで10.3km/lとなっています。しかしあくまで計算上であり、e-POWERで12~15km/l前後、S-HYBRIDで10~12km/lといったところでしょうか。
もちろん燃費は運転の仕方や乗車人数など条件によって変わってくるため、あくまで参考程度にしておきましょう。
セレナの競合ライバル車種は
セレナの値引き交渉における競合車種はこちら。参考にしてください。
※文中の画像引用はセレナ公式サイトから行いました