エクリプスクロスは三菱のクロスオーバーSUV。
昨今のSUV人気により市場も急拡大し、SUVが自動車の新たなスタンダードとなりつつあります。
エクリプスクロスはそんなSUVの中でも「クーペタイプ」にあたるモデルです。
SUVを多くラインナップする三菱が、このエクリプスクロスをひっさげて、クーペSUVというジャンルに満を持して参入したかたちです。
日本での販売が2018年からと、比較的歴史の浅いモデルですが、そこはSUVを得意とする三菱。これまでに培ったノウハウが、しっかりと反映された車に仕上がっています。
例えば、路面状況に応じた最適な駆動力分配を自動で行う「S-AWC」や、燃費とパワーを両立した直噴ターボエンジン。そしてオンオフどちらでも高い安定性を提供してくれる足回りとシャシ構造など、新型とは思えないほどの成熟っぷり。
今までの三菱にはなかった、洗練されたクーペスタイルのエクリプスクロスは、新たな層に訴求するSUVとして順調に人気を獲得。
2020年末にはマイナーチェンジが行われ、より流麗なデザインへと変貌を遂げました。新たにPHEVの設定も追加されており、今後アウトランダーとともに三菱のSUV二枚看板として成長していくことが予想されます。
エクリプスクロスの新車値引き額はどれくらい?
エクリプスクロスの値引きは30万円ほどを目標に。
マイナーチェンジから日が浅いため、一時的に値引きは渋めになっていますが、前モデルは平均的に30万円以上の値引き実例があるので、そのあたりまでは目指したいところ。
ちなみにPHEVモデルのほうが、車体価格の割に値引きは渋い傾向です。それだけ開発コストもかかっているということでしょう。
一方で競合車も多い車なので、値引き交渉は比較的進めやすいのも事実。まずは他メーカーと競合させましょう。
もし競合車をぶつけても思うような値引きが引き出せない場合は、街の三菱の看板のお店、いわゆるサブディーラーと競合させてみましょう。
同じ三菱を扱うお店でも経営資本が異なるので、同士競合は有効な手段です。
エクリプスクロスの競合車種といえば
トヨタCH-R、ホンダヴェゼルなどが競合車です。
いずれも流麗なデザインが特徴のコンパクトSUVであり、ターゲットが被りやすい車なので競合車として有力です。
特にCH-Rは比較的値引きが緩めなので、うまく交渉を進めれば大きな値引きを引き出せるでしょう。
しかしながら、悪路走破性に関してはエクリプスクロスが他のクーペSUVを圧倒している状況なので、他車のセールスポイントである燃費性能などを引き合いに出して交渉をするのがポイントです。
またPHEVを検討している場合は、ヴェゼルハイブリッドやワンランク上のトヨタハリアーハイブリッド、RAV4PHVなどと競合させてもいいでしょう。
経営法人が変わるディーラーでの対決も
ライバル車が心許ない、また特に競合らしい競合がない場合には、違う法人のディーラー同士で競わせるのもあり。
トヨタなら全店で同じ車種を取り扱っているので、トヨタ店とネッツ店での比較、またカローラ店とトヨペット店など、同じ車種を違うディーラーで競合比較するのです。
また他のメーカーであれば、東京と埼玉など、隣県のディーラーで競合させたりするのも1つの有効な手段。違う法人同士での競合も、戦略として覚えておくといいでしょう。
そして値引きをうまく引き出すには、とにかく難しいことは考えなくて大丈夫。以下のポイントを注意して交渉するようにしましょう。
自分から値引き金額を言わない
せっかく情報収集した値引き金額を、あっさり営業マンに言ってしまう人がいます。面倒な交渉をしたくないというお気持ちはわかるのですが、ちょっとそこは慎重に考えたいところです。
だいたいどんな車種でも、平均的な値引きの金額は、新車価格から10~15%前後と言われていて、300万円のクルマであれば、30万円から40万円が一般的な値引き額です。
そして、その希望した値引き額が「難しい金額」なら、一瞬で嫌悪感を持たれてしまいますし、その逆に「値引きできる金額」であれば、本来もっとあったはずの値引きが少なくなって、大損してしまうことにもなりかねません。
営業マンは値段交渉よりもしっかりとした商品説明をしたいので、面倒かもしれませんが、じっくりと商品説明を聞いてあげた後に値段交渉に入るようにしましょう。
同一クラスの車種と比較
例として、ホンダのフィットならトヨタでいえばヤリス。日産のセレナであればトヨタのノアやヴォクシーのように、必ずどのメーカーも同一クラスの車種が存在します。
「向こうのクルマもいいけど、こっちのクルマもいいね。自分はどっちでもいいんだけどなぁ…」
などということで、最後は
値引きで戦うしかなくなってしまう
ように仕向けていくのです。事実、営業マンはこうした話のやり取りのシミュレーションを勉強させられます。役者になって、うまくそこを突くようにすると、値引き額はグッとアップするのは間違いありません。
架空の人物の存在を匂わす
自分に決定権がないように演じるのも有効な手。
あと一歩の値引きを引き出すために、若い方や女性の方であれば親御さん、男性であれば奥様の存在を匂わせてみましょう。
「私はこの値段でもいいのですが、父(妻など)がもう少しなんとかならんかと言っています」
と、ヒトコト入れるだけで、最後のひと押しに役立ちますね。
下取りでチョロまかされるな
値引きをマックスまで引き上げることができたのなら、最後は下取り車両の値上げ交渉。
” 値引きと下取り合算でこれだけ… ”
の甘い言葉には騙されてはいけません。
- 値引き額は値引き額として
- 下取り額は下取り額として
きちんと算出してもらうことが大切です。
その上で提示された下取り額を、ディーラーだけでなく、他の買取店などと比較するようにしましょう。
せっかく頑張って値引き交渉しても、下取りをポイッとディーラーへ投げてしまうのはかなりの愚行です。
こんなデータがあります。
車種名 | ディーラー価格 | 買取店価格 |
---|---|---|
フィット |
67万円 | 102万円 |
アルファード |
245万円 | 290万円 |
プリウス |
75万円 | 95万円 |
ハイエース |
140万円 | 180万円 |
オデッセイ |
70万円 | 82万円 |
ディーラーと買取店の査定額の差。
たいていの車種において、買取店の査定額が上回っているのがわかります。
それは、未だに減価償却方式で査定しているディーラーと、市場の需要によって査定額を決めている買取店の金額の違い。もちろん、稀にディーラーの方がいい値段をつけることもありますが、
事前に愛車の価格を調べておくと強い
ですよね。なので、まずはこちらで下取りするお車の価格を調べておくと良いでしょう。
もちろん「納得しなければ売る必要はない」ので、事前準備のつもりで入力してみましょう。
お客様の愛車の概算価格は…
780,000~880,000
こうしてわかるとかなり便利ですよね? この価格を見てからディーラーに下取金額のアップを迫る。するとディーラーも頑張らざるを得ませんよね。
結果的にこうなると嬉しくないですか?
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エクリプスクロスの人気グレードは?
人気グレードはG。
エクリプスクロスのグレード構成は、下からM、G、最上位グレードはガソリンエンジンモデルがGプラスパッケージ、PHEVモデルがPとなり、全6グレードです。
マイナーチェンジ以前の統計では、Gモデルが1番人気となっています。マイナーチェンジ後もグレード構成に変化はないのでこの傾向は変わらないでしょう。
ベースグレードのMはヘッドライトがLEDではなくハロゲンであり、フォグも装着されません。内装面もシートヒーターやパワーシートといった快適機能がなく、シートの材質やステアリングの素材も安価なものになっています。
またe-Assistのレーダークルーズコントロールや後方の予防安全機能も使えません。それでいてGとの価格差が33万円であることから、新車販売のほとんどがGとGプラスパッケージに偏っています。
GとGプラスパッケージの大きな違いはスマートフォン連携ナビゲーションの有無ですが、リセールにはさほど影響がないので、気に入ったグレードを選ぶことをおすすめします。
また、アウトランダーを例に挙げると、PHEVよりもガソリン車のほうがリセールが高くなる傾向があります。これは海外需要などが反映された結果でしょう。
PHEVを検討している場合は、このことも踏まえてグレード選択をしましょう。
エクリプスクロスの人気の色ってどの色?
人気カラーはホワイトダイヤモンド。
定番色の白が1番人気となりました。三菱の特別な有償色であるダイヤモンドカラーの第2弾で、パールとともにメタリックやアルミナといった光輝材を加えることにより、従来のパールホワイトよりも高輝度で車の陰影をよりハッキリ表現してくれるカラーになっています。
また、同じダイヤモンドカラーであるレッドダイヤモンドも人気です。煌びやかで妖艶な赤はエクリプスクロスの流麗なデザインをより引き立ててくれる色です。
レッドダイヤモンドと並び、ブラックマイカも安定の人気なのでリセールも高くなるでしょう。
特にこだわりがなければ、定番色の白か黒をおすすめしますが、初期投資を抑えたい場合は無償色の黒を選びましょう。
現在の納期はどれくらい?
現在の納期は1~3ヶ月ほど。
注文書にサインして契約が完了してから手もとに届くまで、それくらいの期間をみておく必要があります。
下取り車があるようであれば、その間は気をつけて乗らないと、傷が増えたり走行距離が増えると減額されてしまうことになりますね。
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リセールはどれくらい期待ができる?
相場はその時々の状況によりけりなので、あくまで具体的な金額の明言は避けますが、エクリプスクロスは5年乗っても50%以上の価値はあると思われます。
もちろん、相場というものはその時々の状況によって変わります。また車の程度によっても変動するため確定するものではありませんが、人気のグレードや装備があればなおさら高値となり、購入しても間違いのない車であると言えるでしょう。
エクリプスクロスのカタログ燃費と実燃費の差
カタログ値では、ガソリンエンジンモデルの2WDで13.4km/l、4WDで12.4km/l、PHEVモデルが16.4km/lとなっています。
WLTCモードという最新の燃費算出方式による数値なのでここから大きく外れる心配は無いでしょう。
気になるエクリプスクロスオーナーたちの実燃費はというと、2WDで12km/l前後、4WDで11km/l前後となっています。競合車と比較するとかなり劣ってしまうので、ここがエクリプスクロスの弱点と言えそうです。
一方PHEVモデルはまだデータがありませんが、アウトランダーPHEVがカタログ燃費とほぼ同程度の実燃費を実現していることから、エクリプスクロスPHEVもカタログ値に限りなく近い数値を出してくれることが予想されます。
エクリプスクロスの競合ライバル車種は
エクリプスクロスの値引き交渉における競合車種はこちら。参考にしてください。
トヨタ CH-R
ホンダ ヴェゼル
ヴェゼルはホンダから販売されているコンパクトSUVで、3代目フィットをベースに開発されました。2019年にSUV販売台数1位を獲得しています。
SUVの力強さに、お洒落でスタイル重視なクーペデザインを取り入れつつ、そのクーペのデメリットを解消した、ミニバンのような実用性を兼ね備えた車です。
インテリアは後席に座る人が快適に過ごせるよう、広々とした空間を確保。乗り越えやすい最低地上髙である185mmをベースに、乗降性にもこだわった設計がされています。また、収納スペースもきちんと備わっています。後部座席を倒さなくても使いやすい、大容量の荷室。座席を倒せばさらにスペースが広がります。広さに加え、もう一つ嬉しいポイントが開口部。幅広く、地上髙が低い為、積み込みやすさは抜群です。
燃費の良さも特徴で、2011年に発表された新世代パワートレイン技術「アース・ドリームス・テクノロジー」により、クラストップレベルの燃費性能を実現しました。ヴェゼルのネーミングに込められた、「多面的な魅力と価値を持つ車」という想いを実現する車です。
※文中の画像引用は三菱公式サイトから行いました