ダイハツ軽トールワゴンの主力商品といえるムーヴは初代から、スタンダードなムーヴと、スポーティな専用外装のムーヴカスタムからなるラインナップで構成されています。
現行モデルは2014年に発売された6代目で、プラットフォームの改良や基本性能の向上を重点に開発されました。軽量高剛性ボディ構造「Dモノコック」の採用で走行性能を強化し、新機能の足まわり「Dサスペンション」ワンタッチ操作でエンジンやCVTの制御を変更できる「Dアシスト」が投入されました。
また、自発光式2眼メーター中央に軽自動車初のTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイを搭載するなど意欲的な改変が行われました。
燃費性能も向上し、WLTCモード燃費で2WD車は20.7km/ℓ、4WD車は20.0km/ℓ、ツインカムインタークーラーターボ車は、2WDでは19.5km/ℓ、4WD車は18.8km/ℓと、ターボ車としては優秀な性能を誇ります。また、安全支援システム「スマアシ」を進化版の「スマアシⅢ」にアップグレードし、各グレードに選択可能としました。
トールワゴンらしく大人4人が乗ってもゆったりできる室内スペース、使い勝手の良い90度開きドア、多彩なシートアレンジなど現在のトレンドを余すところなく押さえた作りは、幅広い層に支持されています。
ムーヴの新車値引き額はズバリ?
ムーヴの値引きはディーラーや地域によっては、オプションからの値引きを含めて10万円以下のケースも多く見られます。特に地方でその傾向が高く、最初から大幅な値引は断られることも。地元で買うことに拘らずに近隣他県に遠征することも視野に入れましょう。
ただ、セオリー通りライバル車を立てて、ディーラー同士を競合させることができれば15~20万円の値引き例もあります。あきらめずに粘り強く交渉を進めて大台の30万円ラインを目指しましょう。
本体価格だけの値引きは17万円が相場、オプションも含めると25~30万円は引き出したいところ。
もちろん経営違いのディーラーと競合させて、値引き額を上積みしましょう。
ムーヴの競合車種といえば
ムーヴとは昔からライバル関係にあるスズキ・ワゴンRを対抗馬として立てましょう。ワゴンRの名前を出すだけでセールスマンの態度が変わります。
※競合車種の詳細は以下で追記しています。最後までご覧ください。
経営法人が変わるディーラーでの対決も
ライバル車が心許ない、また特に競合らしい競合がない場合には、違う法人のディーラー同士で競わせるのもあり。
トヨタなら全店で同じ車種を取り扱っているので、トヨタ店とネッツ店での比較、またカローラ店とトヨペット店など、同じ車種を違うディーラーで競合比較するのです。
また他のメーカーであれば、東京と埼玉など、隣県のディーラーで競合させたりするのも1つの有効な手段。違う法人同士での競合も、戦略として覚えておくといいでしょう。
そして値引きをうまく引き出すには、とにかく難しいことは考えなくて大丈夫。以下のポイントを注意して交渉するようにしましょう。
自分から値引き金額を言わない
せっかく情報収集した値引き金額を、あっさり営業マンに言ってしまう人がいます。面倒な交渉をしたくないというお気持ちはわかるのですが、ちょっとそこは慎重に考えたいところです。
だいたいどんな車種でも、平均的な値引きの金額は、新車価格から10~15%前後と言われていて、300万円のクルマであれば、30万円から40万円が一般的な値引き額です。
そして、その希望した値引き額が「難しい金額」なら、一瞬で嫌悪感を持たれてしまいますし、その逆に「値引きできる金額」であれば、本来もっとあったはずの値引きが少なくなって、大損してしまうことにもなりかねません。
営業マンは値段交渉よりもしっかりとした商品説明をしたいので、面倒かもしれませんが、じっくりと商品説明を聞いてあげた後に値段交渉に入るようにしましょう。
同一クラスの車種と比較
例として、ホンダのフィットならトヨタでいえばヤリス。日産のセレナであればトヨタのノアやヴォクシーのように、必ずどのメーカーも同一クラスの車種が存在します。
「向こうのクルマもいいけど、こっちのクルマもいいね。自分はどっちでもいいんだけどなぁ…」
などということで、最後は
値引きで戦うしかなくなってしまう
ように仕向けていくのです。事実、営業マンはこうした話のやり取りのシミュレーションを勉強させられます。役者になって、うまくそこを突くようにすると、値引き額はグッとアップするのは間違いありません。
架空の人物の存在を匂わす
自分に決定権がないように演じるのも有効な手。
あと一歩の値引きを引き出すために、若い方や女性の方であれば親御さん、男性であれば奥様の存在を匂わせてみましょう。
「私はこの値段でもいいのですが、父(妻など)がもう少しなんとかならんかと言っています」
と、ヒトコト入れるだけで、最後のひと押しに役立ちますね。
下取りでチョロまかされるな
値引きをマックスまで引き上げることができたのなら、最後は下取り車両の値上げ交渉。
” 値引きと下取り合算でこれだけ… ”
の甘い言葉には騙されてはいけません。
- 値引き額は値引き額として
- 下取り額は下取り額として
きちんと算出してもらうことが大切です。
その上で提示された下取り額を、ディーラーだけでなく、他の買取店などと比較するようにしましょう。
せっかく頑張って値引き交渉しても、下取りをポイッとディーラーへ投げてしまうのはかなりの愚行です。
こんなデータがあります。
車種名 | ディーラー価格 | 買取店価格 |
---|---|---|
フィット |
67万円 | 102万円 |
アルファード |
245万円 | 290万円 |
プリウス |
75万円 | 95万円 |
ハイエース |
140万円 | 180万円 |
オデッセイ |
70万円 | 82万円 |
ディーラーと買取店の査定額の差。
たいていの車種において、買取店の査定額が上回っているのがわかります。
それは、未だに減価償却方式で査定しているディーラーと、市場の需要によって査定額を決めている買取店の金額の違い。もちろん、稀にディーラーの方がいい値段をつけることもありますが、
事前に愛車の価格を調べておくと強い
ですよね。なので、まずはこちらで下取りするお車の価格を調べておくと良いでしょう。
もちろん「納得しなければ売る必要はない」ので、事前準備のつもりで入力してみましょう。
お客様の愛車の概算価格は…
780,000~880,000
こうしてわかるとかなり便利ですよね? この価格を見てからディーラーに下取金額のアップを迫る。するとディーラーも頑張らざるを得ませんよね。
結果的にこうなると嬉しくないですか?
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ムーヴの人気グレードは?
新型ムーヴには、エントリーグレードのL、上級グレードのX、最上級グレードのXターボ“SAⅢ”が用意されています。また特別仕様車の X“リミテッドⅡ SA Ⅲ”も追加されています。
全グレードでアイドリングストップ、SRSデュアルエアバック、電動格納式ドアミラー、UVカットガラス、リアスモークガラスなどが標準装備されています。
各グレードで選択できる“SA Ⅲ”は、最新のスマートアシストⅢ(衝突回避支援システム)のことでXターボ“SAⅢ”はスマートアシストⅢが標準装備されています。
ムーヴの人気の色は?
ムーヴには選択出来るカラーが9色あります。
上位から順に、1位 白(パールホワイトⅢ)2位 黒(ブラックマイカメタリック)3位 シルバー(ブライトシルバーメタリック)と続きます。
少数派ではありますが、青(ディープブルークリスタルマイカ)茶(プラムブラウンクリスタルマイカ)など個性的な色も少なからず売れています。
好きな色に乗るのが一番ですが、リセールを考えると上位3色を選ぶのが無難なようです。
現在の納期はどれくらい?
現在の納期は1~2ヶ月ほど。
注文書にサインして契約が完了してから手もとに届くまで、それくらいの期間をみておく必要があります。
下取り車があるようであれば、その間は気をつけて乗らないと、傷が増えたり走行距離が増えると減額されてしまうことになりますね。
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リセールはどれくらい期待ができる?
相場はその時々の状況によりけりなので、あくまで具体的な金額の明言は避けますが、ムーヴは人気のある車種ですが、装備やグレードが低いほど値崩れが起きる傾向があるようです。
ムーヴは5年乗って44%前後の価値はあると思われます。
もちろん、相場というものはその時々の状況によって変わります。また車の程度によっても変動するため確定するものではありませんが、人気のグレードや装備があればなおさら高値となり、購入しても間違いのない車であると言えるでしょう。
ムーヴの燃費
カタログに記載されているムーヴの燃費ですが、WLTCモード燃費で2WD車は20.7km/ℓ、4WD車は20.0km/ℓ、ツインカムインタークーラーターボ車は、2WDでは19.5km/ℓ、4WD車は18.8km/ℓと、ターボ車としては優秀な性能を誇ります。
各種燃費検証サイトによれば実際には17.4~19.7km/ℓ程度ということなので、概ねカタログ値範囲内といえます。
ただ、運転の仕方や道路状況によっても変わりますので参考程度にしておくと良いでしょう。
具体的なライバル車種は
上記でかんたんにしか説明できなかったライバル車を説明しておきます。気になる車種があれば、その先の値引き情報をご覧になりつつ、値引き額を比較してみましょう。
スズキ ワゴンR
→ワゴンRの値引き詳細はこちら
※文中の画像引用はダイハツ公式サイトより行いました