ミライースはダイハツの軽自動車。
誰でも気軽に乗れる「第三のエコカー」というコンセプトのもと、2011年に初代ミライースは誕生しました。
そのコンセプト通り、数ある軽自動車の中でも最も低価格な車であり、なおかつトップクラスの低燃費を誇るモデルです。
2017年にはフルモデルチェンジが行われ、現行モデルは2代目。
新たにDモノコックという軽量高剛性ボディを採用し、衝突安全性や乗り心地、操縦安定性などの基本性能のブラッシュアップが図られました。
また上位グレードには予防安全装置のスマートアシストⅢが標準装備されるなど、先進の安全機能もしっかり備えています。
このようにミライースは普段の「アシ」として必要十分でありながら、初期投資や維持費を最低限に抑えられる、非常にコストパフォーマンスに優れた車であると言えます。
若者の車離れが叫ばれる昨今においても、このような選択肢は大いに受け入れられています。
法人などからの需要も高く、今後もその人気は継続していくことでしょう。
ミライースの新車値引き額はどれくらい?
ミライースの値引きは15万円前後を目標に。
車両価格自体が安く、オプション総額も低く抑えられがちな車なので、値引き額そのものは低めです。
しかし総額と値引き額の割合で考えれば、15万円でも充分な額。価格が安いから、と最初から値引きを諦めてしまうのはもったいないですね。
競合車をぶつけてみるなど、最低限の交渉は試してみることをおすすめします。
またダイハツの場合、街の販売店いわゆるサブディーラーが複数存在するので、ディーラーとサブディーラーを競合させるのも有効な手段です。
ミライースの競合車種といえば
スズキアルト、スバルプレオプラスなどが競合車です。
ダイハツとスズキはともに軽自動車を得意とするメーカーであり、その中でも代表車種であるミラとアルトは古くからライバルとして切磋琢磨してきました。
お互いに低価格、低燃費をウリにしたモデルであり、まさに真っ向勝負ができる競合車です。
スバルのプレオプラスはミライースのOEMであり、中身はほぼ共通。同じ車と言って差し支えありません。
ただし、扱うメーカーが違うのでこれも競合可能。中身は同じなので、「総額を抑えられる方で買いたい」と切り出せば、いい条件が引き出せるかもしれません。
経営法人が変わるディーラーでの対決も
ライバル車が心許ない、また特に競合らしい競合がない場合には、違う法人のディーラー同士で競わせるのもあり。
トヨタなら全店で同じ車種を取り扱っているので、トヨタ店とネッツ店での比較、またカローラ店とトヨペット店など、同じ車種を違うディーラーで競合比較するのです。
また他のメーカーであれば、東京と埼玉など、隣県のディーラーで競合させたりするのも1つの有効な手段。違う法人同士での競合も、戦略として覚えておくといいでしょう。
そして値引きをうまく引き出すには、とにかく難しいことは考えなくて大丈夫。以下のポイントを注意して交渉するようにしましょう。
自分から値引き金額を言わない
せっかく情報収集した値引き金額を、あっさり営業マンに言ってしまう人がいます。面倒な交渉をしたくないというお気持ちはわかるのですが、ちょっとそこは慎重に考えたいところです。
だいたいどんな車種でも、平均的な値引きの金額は、新車価格から10~15%前後と言われていて、300万円のクルマであれば、30万円から40万円が一般的な値引き額です。
そして、その希望した値引き額が「難しい金額」なら、一瞬で嫌悪感を持たれてしまいますし、その逆に「値引きできる金額」であれば、本来もっとあったはずの値引きが少なくなって、大損してしまうことにもなりかねません。
営業マンは値段交渉よりもしっかりとした商品説明をしたいので、面倒かもしれませんが、じっくりと商品説明を聞いてあげた後に値段交渉に入るようにしましょう。
同一クラスの車種と比較
例として、ホンダのフィットならトヨタでいえばヤリス。日産のセレナであればトヨタのノアやヴォクシーのように、必ずどのメーカーも同一クラスの車種が存在します。
「向こうのクルマもいいけど、こっちのクルマもいいね。自分はどっちでもいいんだけどなぁ…」
などということで、最後は
値引きで戦うしかなくなってしまう
ように仕向けていくのです。事実、営業マンはこうした話のやり取りのシミュレーションを勉強させられます。役者になって、うまくそこを突くようにすると、値引き額はグッとアップするのは間違いありません。
架空の人物の存在を匂わす
自分に決定権がないように演じるのも有効な手。
あと一歩の値引きを引き出すために、若い方や女性の方であれば親御さん、男性であれば奥様の存在を匂わせてみましょう。
「私はこの値段でもいいのですが、父(妻など)がもう少しなんとかならんかと言っています」
と、ヒトコト入れるだけで、最後のひと押しに役立ちますね。
下取りでチョロまかされるな
値引きをマックスまで引き上げることができたのなら、最後は下取り車両の値上げ交渉。
” 値引きと下取り合算でこれだけ… ”
の甘い言葉には騙されてはいけません。
- 値引き額は値引き額として
- 下取り額は下取り額として
きちんと算出してもらうことが大切です。
その上で提示された下取り額を、ディーラーだけでなく、他の買取店などと比較するようにしましょう。
せっかく頑張って値引き交渉しても、下取りをポイッとディーラーへ投げてしまうのはかなりの愚行です。
こんなデータがあります。
車種名 | ディーラー価格 | 買取店価格 |
---|---|---|
フィット |
67万円 | 102万円 |
アルファード |
245万円 | 290万円 |
プリウス |
75万円 | 95万円 |
ハイエース |
140万円 | 180万円 |
オデッセイ |
70万円 | 82万円 |
ディーラーと買取店の査定額の差。
たいていの車種において、買取店の査定額が上回っているのがわかります。
それは、未だに減価償却方式で査定しているディーラーと、市場の需要によって査定額を決めている買取店の金額の違い。もちろん、稀にディーラーの方がいい値段をつけることもありますが、
事前に愛車の価格を調べておくと強い
ですよね。なので、まずはこちらで下取りするお車の価格を調べておくと良いでしょう。
もちろん「納得しなければ売る必要はない」ので、事前準備のつもりで入力してみましょう。
お客様の愛車の概算価格は…
780,000~880,000
こうしてわかるとかなり便利ですよね? この価格を見てからディーラーに下取金額のアップを迫る。するとディーラーも頑張らざるを得ませんよね。
結果的にこうなると嬉しくないですか?
\価値を調べてみるなら/
車の価値を調べてみる
ミライースの人気グレードは?
人気グレードはL SAⅢ。
ミライースのグレード構成は下から、B、L、X、Gとなっており、X以上のグレードには予防安全装置のスマートアシストⅢが標準装備になっています。グレード名に付くSAⅢとはこのスマートアシストのことです。
BとLはスマートアシストの有無をグレードで選択するかたち。中でもLのスマートアシスト付きグレードが人気です。
ベースグレードのBは限界まで価格を抑えたモデルであり、装備も少なく、ボディカラーも3色のみと、完全に法人を意識したグレードです。
個人購入であれば、Lが実質的なエントリーモデルと言えるでしょう。
最近では軽自動車でも予防安全装置が当たり前に付いているので、L SAⅢが人気なのも納得です。
リセールに関しては、Xが1番高く、次いでLが高いといった状況なので、予算に余裕がある場合はX、初期投資を極力抑えたい場合はLといった具合に選択するのがおすすめです。
ミライースの人気の色ってどの色?
人気カラーはスカイブルーメタリック。
ミライースのカラーラインナップは全9色ですが、グレードによって選択できるカラーに違いがあるので注意が必要です。
中でも1番人気はスカイブルーメタリック。ミライースのイメージカラーにもなっており、そのさわやかで光沢のある水色はエコで環境にやさしいミライースにはピッタリの色です。全グレードで選択可能なことも、人気の一因でしょう。
また、同じく青系統のスプラッシュブルーメタリックも人気。質実剛健で少し無機質さを感じるミライースに、活気溢れるスポーティーな印象を与えてくれます。
他にはパールホワイトも人気ですが、車の性格上、白だとどうしても「商用車感」が出てしまうので、ミライースに限っては青系の色をおすすめします。
現在の納期はどれくらい?
現在の納期は2ヶ月ほど。
注文書にサインして契約が完了してから手もとに届くまで、それくらいの期間をみておく必要があります。
下取り車があるようであれば、その間は気をつけて乗らないと、傷が増えたり走行距離が増えると減額されてしまうことになりますね。
2
リセールはどれくらい期待ができる?
相場はその時々の状況によりけりなので、あくまで具体的な金額の明言は避けますが、ミライースは人気の車種ということもあって、5年乗っても60%以上の価値はあると思われます。
もちろん、相場というものはその時々の状況によって変わります。また車の程度によっても変動するため確定するものではありませんが、人気のグレードや装備があればなおさら高値となり、購入しても間違いのない車であると言えるでしょう。
ミライースのカタログ燃費と実燃費の差
カタログ値は2WDで25.0km/l、4WDで23.2km/lとなっています。
WLTCモードという最新の燃費算出方式による数値なので、ここから大きく外れる心配は無いでしょう。
気になるミライースオーナーたちの実燃費はというと、2WDで23km/l前後、4WDで20km/l前後となっています。
他の軽自動車と比較してもトップクラスの燃費性能なので、第三のエコカーのコンセプトに恥じない実力と言っていいでしょう。
車をあくまで「移動手段」と割り切り、コストパフォーマンスを求めた場合、ミライースは最適解になり得るでしょう。
ミライースの競合ライバル車種は
ミライースの値引き交渉における競合車種はこちら。参考にしてください。
スズキ アルト
→アルトの値引き詳細はこちら
スバル プレオプラス
→プレオプラスの値引き詳細はこちら
※文中の画像引用はダイハツWEBカタログから行いました